飲んで食ってばかりもいられないということで、いつものように取り出しましょう。
はい、見えてますね。黒いのが。






ベレッタM8000・クーガーFです。
口径9mm,全長180mm,重量925g,装弾数15発。開発されたのは1995年。
ベレッタ社は、イタリアにある老舗中の老舗銃器メーカー。設立は1680年ってことなので、今から330年以上前。
1680年当時の日本といえば、元禄文化の時代。生類憐れみの令で有名な徳川綱吉が第五代将軍になった年。
日本でこんな頃から続いている会社って、どれだけあるんでしょうね。






ベレッタ社という名前は知らなくても、この銃なら見たことある方多いのでは?
M8000の先輩にあたる、M92です。米軍の正式拳銃であり、映画やTVなどメディアへの露出も超豊富。
コルト・ガバメントと並んで、世界で最もよく知られた自動拳銃だと思います。

M8000の狙いはM92の機能はそのままにコンパクト化すること。M8000開発当時、市場の動向は高威力ながらコンパクトな銃を求める流れになっていて、ベレッタもそれに適したモデルを出そうとした模様。
新しくローテイティン・バレル方式という、銃身が回転しながらショートリコイルする機構を取り入れ(※)、コンパクト化と高い命中精度を確保。耐久性や扱い易さも向上させています。
という優れものの銃なのですが、あまりに有名すぎる兄貴の陰に隠れてしまい、商業的にはいまいちだったようです。

※ムーンウォークしながら、コークスクリューパンチを撃つところを想像するべし。






実銃の話はここまでにして、わたしが持ってるトイガンのことにも触れましょう。
KSC社のガスガン。商品名は勿論、実銃と同じ「M8000・クーガーF」。

生まれて初めて買ったガス・ブローバックガンなんです。
高校生くらいまで、東京マルイの 「作るモデルガン」 や、どこぞのメーカーの 「作るエアーガン」 で遊んでいて、大学時代はちょっと休憩期間。で、社会人になって 「まっとうなエアーガンとやらを買ってみよ」 と思ったのですが、永い間実現しませんでした。
何故か?それはお店が恐くて入ることができなかったから。
ガンショップというのは、店構えが不気味でねえ。店に入ると恐いおにいさん方がたむろしていて、もう絶対生きて帰ることが出来ない。そう思うと、もういけません。そのうちそのうちと躊躇している間にながーいながーい時間が経ってしまいました。
しかし、根性無しの私に転機が訪れます。会社の仕事でずっとお世話になっていた方が、ガンに興味があるとわかったのです。二人で行けば恐くない。それに、うじうじしてる間に、真っ当なエアーガンを扱う店も、専門店だけでなく、大手玩具量販店や、ディスカウント店でも扱うようになっていて、気軽に買える環境が整ってきました。

実際にその、ガンショップに突入する瞬間は、二人でもやっぱ恐かったんですけどね(^^;






でまあ、あれこれあったものの、M8000を無事購入。箱から初めて出した時は、各部品の精密感や、ずしっとした重さに感激しました。既に十数年前のことになりますが、よーく覚えています。
そして、今では気楽に入ることのできる専門店もできました。メデタシメデタシ。

本格的に女装始めたのと、M8000を買ったのがほぼ同じ時期だったかな。
あの頃はまさか、この銃を持って、こんな写真を人様にお見せするようになるとは考えてもいませんでしたよ。
趣味のコラボが出来て、わたしの自己満足要求も満たすことが出来てます。こちらもメデタシメデタシ。

2014.10.12