わたしが持っている銃は、『WALTHER P99』(を模したマルゼン社のトイガン)。
実銃は、かの有名なP38を世に送り出したドイツ/WALTHER社の現行モデル
です。
使用弾は超メジャーな9mmパラベラム。同じ弾を使う他社の有名どころ(Beretta M92, SIG P226, H&K USP, GLOCK 17)と比べると最もコンパクトなのが特徴。
デザインは無骨だけれど現代的でもあり。際立った個性は感じませんが、結構好みのタイプだったりします。






トイガンの方は、東京の有限会社マルゼンの一品。
この商品が発売される時、ちょっと話題になったことがあって、それは
「マルゼンはWALTHER社と提携して、実銃の図面を取り寄せた上でガスガンを開発した」
というもの。つまり姿形は本物と寸分違わない筈。さらに両社で交流があったとすれば、マルゼン社員がドイツ出張して本物に触れていた可能性もあり、ちょっとした動きや質感まで本物に近いものがあるかも知れません。

トイガンマニアさんの中には、製品の形状が如何に実銃そっくりかということにこだわる方がおられます。わたし的には、トイガンと実銃とは全く異なるものなので、ちょっとくらい違っててもええやん、どうせ現物見たことないんだし、とか思ってしまいます。更に言えば、100%架空の、映画やアニメに出てくるようなイケてるモデルも沢山出して欲しいくらい。
でも、かといってマルゼンの企業努力をこけにするつもりは毛頭御座いません。
該社は、このP99の開発には相当力入れていたようで、見た目だけでなく、トイガンとしての完成度も相当なもの。
よく頑張ったマルゼン! でも最近あんまし元気ないぞ!!






リアル社会では、P99ってどこまでメジャーなのか良くわかりません。
Wikipediaでは、ドイツ・州警察の一つと税関本部の実行部隊、あとポーランドの軍,国家警察の次期制式拳銃に採用されたとありますが、WALTHER社はそれで食っていけるのでしょうか。






実銃のセールス状況の微妙さとは逆に、映画や漫画/アニメには良く出ています。
主役や、主要登場人物が使っているケースだと、
 「007」シリーズ(第18作以降)
 「マトリックス・リローデッド」
 「アンダーワールド」
 「ルパン三世Y」
 「NOIR」
 「カウボーイビバップ」
等々、錚々たる顔ぶれ。
その割には印象薄いけどね。わたしは、上に記載した作品の多くを観てきましたが、自発的にP99だと気付いたのは「カウボーイビバップ」と「アンダーワールド」だけ。残りは後から知って、へえ~って。
「マトリックス・リローデッド」なんて、DVD擦り切れるほど観たけど、どこに出てたか未だにわかんないや。

以上、なんか煮え切らないP99のお話でした。
わたしが気になってるのは、
WALTHERとマルゼンは、提携することでWin-Winの関係になったのだろうか?
マルゼンの人がWALTHER社に行ってミーティングしてたのなら、お茶って出たのだろうか?
という二点であります。以上

2008.7.6