嫁のことが好きで好きで好きで好きで好きで大好きすぎてたまらない男。

その名もけながいたち(ペンネーム)。

それこそ病む程に嫁のことが好きで大好きで愛してやまない。
毎日愛の言葉を囁き呟き、抱きしめ食いつき貪り匂いを嗅ぎ、とにかく全身でその愛を表現する。

対する嫁はたくさんの愛で束縛してほしいという相性抜群な性格をしている。

そんな奇跡的な性格の一致を果たした二人の日常をほんのちょっぴりと……覗いてみませんか?

えっと……さっきから何でこっちを見てるの?

この世で最も美しい存在を眺めていたいから……かな

いやいや、それはないよ

でも今、俺の目の前にいる人は……可愛くてとても魅力的で、素敵な人だよ?

全然違うって……

いや、そんなことない。君は可愛いよ……君の姿が、笑顔が、視界に入るだけで目の保養になる程だし

もうそんなこと言っても何もないよ?

別にそういうわけでは……

ただ美しいものは美しい、可愛いものは可愛いって思うことは自然のことじゃない?

うーん、それは違うんじゃないかな

何で? 君があまりに美人で、一目で見惚れさせてしまうくらいの可愛さがあって

その可愛らしくて輝く笑顔や食べたくなる程に白く綺麗な肌に

くりっとした瞳は貪りたくなるくらいに愛らしさが溢れている

……君の全てを思わず抱きしめたくなる

それに恥ずかしさのあまりに漏れる吐息に声は癒しだけでなく萌えの権化と言っても過言ではない

そんな君を愛さずに何を……

ちょっ……ストップ、ストップ!!

それ以上は恥ずかしくて……いや、そうじゃなくても恥ずかしすぎるよ

えー、そうかな?毎日言ってることだし……

それでも慣れないの!

ふふ、いつまでもウブな君も可愛いよ……今すぐにぷっくりと愛おしい唇を奪いたくなるくらいに

そう言ってくれるのは嬉しいんだけど

だけど?

さすがに外でも言われるのは、恥ずかしすぎるかな……この間なんかはカフェでも言ってたし

それは仕方がないよ、君の美しさや可愛さにはついつい見惚れてしまうものだから……

だからと言って、周りの人が見てたりするんだからね!

……それは、つまり其奴らも君に見惚れてるってこと……だよね?

いやそうじゃ、

そういえばその時のカフェだっけ、店員なんかが、わざわざ君に……わざわざ君に、レシートとかを渡してたっけなぁ……

だって、その時は君が荷物持ってくれてたりで手が塞がれてたし、

そんなことは関係ない、君に色目使ってるんじゃないかと、

いやいや、ないないない

なんでそんなことが言えるの?……まさか……

それこそないよ!

……ふぅん、まぁわかったよ…………でも、今日たくさんお仕置きするからね…………

理不尽!

こうして、二人の日常は過ぎていく。

果たしてその夜はどんなお仕置きが待っていたのだろうか……

それは二人にしか知る由はなかった。