<事業構造の強化を推進> 米国VorTek社への資本参加およびazbilグループ化 - アズビル(株)、流量計製品ポートフォリオの拡大およびグローバルでの製品開発機能強化 -

2013年1月30日
アズビル株式会社

azbil グループは「人を中心としたオートメーション」の理念の下、事業を定義し、自らの構造を変革させ、国内外(グローバル)展開を進めています。成熟し構造変化の進む国内においても3つの事業(ビルディングオートメーション事業、アドバンスオートメーション事業、ライフオートメーション事業)の特徴を組み合わせることで、成長モデルを確保し、また国内外のパートナーとの関係を強化することで、そのモデルをグローバルに展開し成長と事業効率を高めたいと考えています。今回の米国VorTek社への資本参加は、その具体的展開の一つです。

このたび、アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:曽禰寛純)は、グローバルでの流量計事業の強化・拡大のため、渦流量計の開発・販売で世界的に実績のあるVorTek社(VorTek Instruments, LLC 社名:ボルテック、本社:米国 コロラド州ロングモント、社長:Jim Storer)への資本参加を決定。子会社のアズビルノースアメリカ株式会社(本社:米国アリゾナ州フェニックス 社長:Gary Johnson)が12月31日に株式の70%を取得し、azbilグループ化しました。新社名はAzbil VorTek, LLC(アズビルボルテック有限会社)となります。

VorTek社は、温度圧力補正型渦流量計等の開発・製造・販売を手がけ、グローバルに事業展開する企業です。同社渦流量計は、温度・圧力の同時補正機能や大口径まで対応可能な製品ラインアップが特徴です。主なアプリケーションとしては、建物空調、食品工場等におけるユーティリティの蒸気量管理、都市ガス製造設備における蒸気量管理および各種プロセスにおける蒸気量、供給量管理等があります。

今回の資本参加により、アズビルの流量計製品ラインアップが補完、強化され、さらに付加価値の高いソリューションが実現でき、グローバルへの事業展開が拡大します。さらに、北米での流量校正や開発機能強化等、グローバルに最適かつ効率的な体制の構築を目指します。

VorTek社の売上げは4年後に30億円を目指します。

アズビル株式会社 代表取締役社長 曽禰 寛純 (談)
昨年4月からの新生azbilグループとして、「人を中心としたオートメーション」をより強く探求し、国内外でのさらなる成長に向けた事業変革に取り組んでいます。今回のご縁により、アズビルとVorTek社の流量計測・制御技術やノウハウを融合し、azbilグループの流量計の品揃えを充実・拡大することで、お客さまへ新たな価値の提供につながると考えております。アズビルとして北米での製品開発拠点として期待しています。
VorTek社 社長 Jim Storer (談)
1995年設立以降、発生する渦を利用した渦流量計の開発、改善を継続的に行ってきました。単変数容積式から温度・圧力補正機能を有した多変数マスフロー式と幅広い品揃えとなっております。VorTek社は、市場で安全・安心にしっかりした製品を作り、お客さまに最大の価値を提供することが目標で、アズビルはそれらの目標の実現およびさらに新しい市場や製品の拡大を可能とするふさわしいパートナーであると確信しました。アズビルの「人を中心としたオートメーション」を通じた品質や顧客満足の追求はまさにVorTekの企業姿勢ともマッチしたものです。今後、連携を密にしてさらなるグローバル展開をチャレンジしていきます。

VorTek Instruments, LLC

所在地米国 コロラド州ロングモント
社長Jim Storer (ジム ストーラー)
事業内容温度圧力補正型渦流量計等の開発・製造・販売およびエンジニアリングなど
創業1995年
従業員数16名
(写真
右;アズビル株式会社 代表取締役社長 曽禰 寛純、<br />
中;VorTek Instruments LLC, 社長 Jim Storer、<br />
左;Azbil North America Inc, 社長 Gary Johnson)

(写真 右;アズビル株式会社 代表取締役社長 曽禰 寛純、
中;VorTek Instruments LLC, 社長 Jim Storer、
左;Azbil North America Inc, 社長 Gary Johnson)

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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