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【プロ野球】

ヤクルト、雄平の珍打などで快勝 2位浮上

2018年8月17日 紙面から

ヤクルト-巨人 1回裏2死二、三塁、ヤクルト・雄平がワンバウンドの投球を右前に打ち返し2点を先制=神宮球場で

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◇ヤクルト7-0巨人

 ヤクルトが2位に浮上した。初回に雄平の2点打で先制、4回に原、青木の適時打と山田哲の2点打で4点を奪い差を広げた。原は4安打無四球の12三振で、二塁さえ踏ませず、プロ初完封を飾り4勝目。巨人は山口俊が4イニングを6失点と崩れ3位に転落した。

    ◇

 ヤクルトが笑劇的なチン打と珍打で快勝だ。

 まずは、“チン打”。初回2死一塁でバレンティンの打席。5球目のフォークを叩くと、地面にバウンドしたファウルは森球審の股間にチーン。内股になって苦悶(くもん)する球審をいたわる優しさを見せたバレンティンは9球目を左翼線に二塁打を放ち、二、三塁と好機拡大。

 そして、次は雄平の“珍打”。巨人の先発・山口俊が投げた5球目の139キロのフォークはワンバウンドとなったが、巧みにすくいあげ、右前に2点適時打の“珍打”。「ボール球だったけど、良いところに落ちてくれた」と照れ笑いの雄平。小川監督らヤクルトベンチからも冷やかしの笑いが漏れる、ハチャメチャなバッティングだったが、これで勢いづき、7得点の打線爆発。

 「今日は全てがうまく回った」と満面の笑みの小川監督。雄平は前日15日にも難しい内角球を捉えて右前適時打を放ち、この日のほかの打席でも悪球打ち三昧で、センターへの大飛球と一塁内野安打。フォームを乱すきっかけになるだけに、笑ってばかりはいられないが…。 

  (竹下陽二)

 

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