はるの趣味日記

野鳥撮影系大学生の雑記ブログ

sigma Art 70mm F2.8 DG macroを購入したので作例付きでレビューしていく

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 先日久しぶりにレンズを購入しました。何を買ったかというとmapカメラの無金利ローンの記事でも書いた通りですが、sigma Art 70mm F2.8 DG macroです。

hobby-diary.hatenablog.com

1年近く前に購入した旧tamron 90mmマクロ、いわゆるタムキューは手放してしまいましたが、やはりマクロレンズって必要になる場面あるよなーと思い購入しました。

 

実際には最新型のタムキューも同じような値段で買えたのですが、せっかくなら10年以上ぶりに更新されたsigmaのカミソリマクロってやつを味わってみたいじゃないですか。

 

ここ数年サイズを大きくしてでも画質向上を目指しているsigmaのマクロレンズならなおさら期待できるはずですし。

sigmaのカミソリマクロって何?

「カミソリマクロ」という言葉はこのレンズの前モデル、sigma macro 70mm EX DG の代名詞です。なんでカミソリかはわかりませんが、多分カミソリシュートと同じでキレキレな性能を持っているってことを言いたかったんでしょう。

 

sigma自身も画質最優先で作成したと記載していますし、「カミソリマクロ」の異名で高い評価を頂いてきたあの伝説のマクロレンズがさらに進化したとも記載しています。もはやカミソリマクロという言葉は公式なんでしょうね。

sigma Art 70mm F2.8 DG macroの機能は?

  • フルタイムマニュアルフォーカス
  • 簡易防塵防滴
  • 9枚羽円形絞り
  • 真鍮製バヨネットマウント
  • フォーカスリミッター

 フルタイムマニュアルフォーカス、簡易防塵防滴、円形絞り、金属マウントについては最近のsigmaレンズだとほとんど装備されている機能なので割愛します。

 

なので今回はマクロレンズにありがたいフォーカスリミッターだけ紹介しようかなと。sigma Art 70mm F2.8 DG macroには3段階のフォーカスリミッターが装備されています。

  • FULLレンジ
  • 0.5m~∞レンジ
  • 0.258m~0.5mレンジ

の3つなのですがFULLレンジを使うとAFが遅いので、0.5m~∞レンジもしくは0.258m~0.5mレンジを使うのがおすすめです。

 

マクロ撮影をメインにして使う人は0.258m~0,5mレンジを、ポートレート撮影やスナップ撮影を目的に使う人は0.5m~∞レンジに設定しておけば便利です。

sigma Art 70mm F2.8 DG macroを開封&一眼レフに装着!

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外箱は普通のsigmaレンズの箱ですね

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中を開けるとレンズケースとレンズ本体、レンズフードが入っていました。レンズケースは持ち運びの時に便利なのでありがたいです。

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外観は最近のsigmaレンズらしくカッコいいです。最近のtamronもそうですが、サードパーティ製レンズが軒並みカッコよくなりました。canonのLレンズよりもカッコいいと思うのは僕だけではないはずです。

 

それとレンズ本体は最近のsigma Artレンズほど大きくはありませんが、フードを付けると威圧感が増してかなり大きく見えます。ずっしりしてますし、所有欲も満たされるレンズなんじゃないでしょうか。

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7Dに装着です。7Dは一眼レフの中でもそこそこ大きい方なのですが、それでようやく見た目のバランスが取れるサイズですね。kissに付けると頭でっかちになりそうです。

sigma Art 70mm F2.8 DG macroの作例

せっかく購入したので時間を割いていろいろ撮影してきました。それこそマクロでの作例だけでなく、歩きながらのスナップ撮影や、海辺でのポートレート撮影までいろいろと。

マクロ撮影の作例

マクロレンズですからマクロ域で撮影した作例は気になりますよね。今回は家にあったものをいろいろ撮影してみました。そのうち花とかマクロで撮るので増えたら作例追加します。

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スナップ写真の作例 

金沢に行った際にちょっと近江町市場に寄ってきました。スナップの作例はそこで撮影したものになります。

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sigma Art 70mm F2.8 DG macroはポートレートにも使える?

 マクロレンズは他の単焦点レンズに比べて暗く、AF速度も遅いのでポートレートには向かない...なんて言葉を昔どこかで見ました。実際にはマクロレンズとはいえただの単焦点レンズなので普通に撮影できるんですけどね。

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sigma Art 70mm F2.8 DG macroのAF速度はどんな感じ?

 ぶっちゃけ早くはないです。マクロレンズとはいえ最新型のレンズですからcanonの撒き餌レンズEF 50mm F1.8 STMくらいのAFスピードはあるかなーと期待したのですがそんなことはありませんでした。

 

ただ別にそこまで遅いかと言われると遅くは無くていわゆる普通くらいのAF速度なんじゃないかと思います。このレンズで歩きながらのスナップ撮影もポートレート撮影もストレスなくできました。

 

比較対象をどこに置くかの問題なんだと思います。canon純正のレンズには及ばないものの実用的には十分という評価が妥当なんじゃないでしょうか。

 

それに僕が使っているカメラ7Dですからね。もう9年前のカメラです。最新型のカメラを使えばAF速度は気になることはなくなるはずです。

sigma Art 70mm F2.8 DG macroの競合レンズはどれ?

  sigma Art 70mm F2.8 DG macro tamron 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD tamron SP AF60mm F/2 DiⅡ LD[IF] MACRO 1:1 canon EF-S 60mm F2.8 マクロUSM canon EF 100mm F2.8L マクロ IS USM nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
販売開始年 2018年 2016年 2009年 2005年 2009年 2008年
焦点距離 70mm 90mm 60mm 60mm 100mm 60mm
重量 515g 610g 350g 335g 625g 425g
最安価格(2018/8/17) 52800円 59180円 29256円 38400円 90380円 65000円
手振れ補正 なし あり なし なし あり あり
超音波モーター あり あり なし あり あり あり
フォーカスリミッター あり あり なし なし なし なし
マウント canon/sigma/sony canon/nikon/sony canon/nikon canon canon nikon
対応センサーサイズ フルサイズ以下 フルサイズ以下 aps-c以下 aps-c以下 フルサイズ以下 フルサイズ以下
フィルター径 49mm 62mm 55mm 52mm 67mm 62mm

各社の主要なマクロレンズを書き出してみました。並べてみるとわかるのですが、純正のマクロレンズって10年近くモデルチェンジしてないものが多いんですよね。

 

その分値段も安くなってきていますが、sigma,tamronのレンズがそもそもそこまで高くないため1~2万円程度の差で購入できます。ここ数年のsigma,tamronの性能の進化はすごいですからちょっと高くても新型を手に入れるべきでしょう。

 

それにフルサイズ対応のレンズだと10年前の純正レンズの方が新型のsigma,tamronのレンズよりも高いんですよね。競合とは書きましたが、純正の新型が安く出てこない限りはフルサイズ機種だとsigmaとtamronの一騎打ちになるんじゃないかと思います。

sigma Art 70mm F2.8 DG macroを使って分かった競合レンズに対するメリット

  • 画質が良い
  • 最新の機能が豊富
  • AFもマクロレンズにしてはそこそこ速い

sigmaのArtラインレンズであるためか確かに撮影した写真の画質は素晴らしいです。実はsigmaのArtレンズを使って撮影するのは初めてなんですが、こんなにはっきり違うんですね。

 

canonのキットレンズである18-55 STMと比較すると明らかにくっきり具合が違いました。画質に重きを置いた単焦点とキットレンズを比較するなという声が聞こえてきそうですが、18-55 STMだってけっこう画質の良いレンズなんです。

 

tamronの2世代前の90mm macroとはそこまで大きな違いを感じなかったんですが、今回は全く別物でした。それに加えてsigma 70mm macroは発売したばかりの今でも5万円ちょっとと他のArtラインレンズよりも安いです。

 

だいたい10万円~が相場のArtレンズのと比べても半額以下でこれだけの画質を保っているのは何気にすごいことなんじゃないでしょうか?

sigma Art 70mm F2.8 DG macroを使って分かった競合レンズに対するデメリット

  • 手振れ補正がない
  • nikonマウントが無い

コスパ良好で画質も素晴らしいsigma 70mm macroですが、デメリットもあります。それは対抗機種の現行型tamron 90mm macroには手振れ補正が付いているのに対して、sigmaには付いていないこと。

 

tamron 90mm macroは前モデルから手振れ補正が付いていたのに後出しのsigma 70mm macroには付いていないのは悲しいです。手振れ補正をつけないおかげでArtレンズでありながら相場の半分の価格で販売してくれているというなら全く文句は無いんですけどね。

 

マクロ撮影するなら三脚使用が基本になりますから、手振れ補正は不要と言えば不要なんです。ただ、ポートレート撮影にも使いたいとかスナップ撮影に使いたいとなるとあった方が便利だとは思います。

 

それともう一つのデメリット、マウントの制限です。現在の所canon,sigma,sonyのみに対応しているようですが、nikonユーザーはこの高コスパレンズを使うことはできないというのは少し残念な気がします。

 

pentax用のレンズを販売しないのは仕方ないとはいえ、sigmaはnikonと揉めがちですね。今回nikon用のレンズを販売しない理由はnikonのAFシステムとの不調和みたいですし。

最後に:sigma Art 70mm F2.8 DG macroはコスパに優れる良レンズ

購入してからしばらく撮りまわってみましたがsigmaの新型カミソリマクロ、いいレンズじゃないですか。使いやすくてお財布にも優しい。それでいて画質も良いなら文句のつけようがありません。

 

昔のマクロレンズはAFの遅さからポートレートなんかに使う気にはなれませんでしたが、このレンズなら普通に使う気になれます。マクロからポートレートまで使える単焦点となると万能レンズと言っても過言ではないでしょう。

 

Lレンズの早いAFに慣れているとストレスが貯まるでしょうが、今の僕にはこれで十分ですね。買う時はちょっとためらいましたが、今は買ってよかったなと思います。sigmaの新型カミソリマクロおすすめですよ!