出典:https://filmarks.com/movies/3690
夏なんで、今回は珍しくホラー映画について書こうかと。
それも、ホラー映画界では異色のタイ映画。
『心霊写真』(2004年)
だいぶ前に観た作品なんですが、
「タイで年間興行収入ナンバーワンを記録した」
という売り文句に誘われて借りちゃった作品なんですね。
まあ、さすがにいい歳なんで、ホラーやスプラッターには辟易しちゃってたんで。
あの時も夏だったし、日本的なホラーがなんとなく観たかったんですよ。
そこで、「心霊写真」ときたら、もう間違いないじゃないですか(笑)。
でもね~。
けっこう、これが強烈だったんですよ。
その理由は、このブログの最後に解ります。
だから、ホラーじゃなく、心霊関係に耐性がない方は、今回のブログは絶対に読まないで下さいね。
必ず後悔しますから。
映画『心霊写真』について
まずは、映画『心霊写真』の概要について。
興行成績もめちゃめちゃよく、のちにリメイクされてもいるようですね。
心霊写真(2004年タイ)の紹介:女子大生と付き合うカメラマンが、友人の結婚式の帰り道、女性を撥ねた事から心霊写真に怯え、やがて罪深い過去が明らかにされると言う2004年製作のタイのオカルト・ホラー映画。監督/脚本はパークプム・ウォンプムと「愛しのゴースト」のバンジョン・ピサヤタナクーン。2008年には落合正幸監督の「シャッター」としてリメイクされた。
出典:
あらすじは、ざっとこんな感じ。
引用ばかりで、スミマセン。。
カメラマンのタン(アナンダ・エヴァリンハム)は恋人のジェーン(ナッターウィーラヌット・トーンミー)と、大学時代の友人トンの結婚式に出席し、楽しい一夜を過ごす。その帰り道、二人が乗る車の前に、突然女が飛び出してきた。ジェーンのブレーキは間に合わず、女をはねてしまう。駆け寄ろうとするジェーンをタンは引き止め、そのまま現場から逃げ去る道を選ぶ。数日後、タンが現像した写真に女の顔のようなものが浮かび上がった。心霊写真だと騒ぐジェーンをなだめるが、それ以降、2人の周りでは次々と不可解な出来事が起こり、ジェーンはひき逃げした女性の呪いだと怯えだす。タンは女性の行方を探るが、どの病院にも事故で運ばれた女性はいなかった。ある日、タンの元にげっそりとやつれたトンが訊ねてくる。「あの写真のせいだ!」と叫び、詰め寄るトンを必死になだめるが、トンはいつの間にか姿を消してしまう。心配したタンがトンの家を訪ねると、リビングの机の上には、タンのものと同じ不気味な光が映っている写真があった。タンが振り向いたその時、トンはベランダから飛び降りてしまう。友人の死に放心状態となったタンは、トンの妻から更なる衝撃の事実を知らされる。結婚式に出席していた他の二人の仲間も、同じように自殺していたのだった。なぜ事故に関係のない彼らが死んだのか。タンは混乱するが、次は自分の番なのだと気付いていた。死の運命から逃れるため、タンとジェーンは必死でその謎を解こうとする。
鑑賞してみた感想は
純粋なタイ映画なんですが、どうやら随所に日本的ホラーの要素がちりばめられているようです。
この作品の監督さんからは、あきらかに日本ホラー映画へのリスペクトが感じられますね。
恐怖のツボが、まったく日本のホラー映画と一緒。
おなじ仏教国という共通点があるが故なのか。
日本的なホラー映画を嗜む方だったら、間違いなく満足できる作品です。
個人的には、大変面白かったと。
…しかし。
物語のキーワードは、あくまで「心霊写真」
この映画は、常に「心霊写真」がキーワードとしてついて回ります。
そこは、タイトル通りなんです。
実際、作品中にも、たくさんの心霊写真が出てくるのですね。
ところで、この映画のタイ向けの予告編をネットで拾うことができました。
コレです。
あ、その前に。
これが最終警告ですよ。
心霊写真が苦手な方は、絶対に絶対に予告動画を見ちゃダメですからね。
それでも大丈夫という方は、どうぞ。
ตัวอย่าง ชัตเตอร์ กดติดวิญญาณ (Official Trailer) - YouTube
まとめ
さっきの動画を見ちゃった方は、ご愁傷様です。
実は、予告動画に登場した一部心霊写真は、なんと本物なんだそうな。
作品中、主人公たちが大量の心霊写真が供養されているお寺に向かうシーンがあるのですが、そこにまつられている写真はすべて本物なんですって。
やけにリアルだった訳だ…。
観終わって、最後のエンディングロールで、知るところとなったんです。
正直、思いましたよ。
マジじゃねーかよ!!
何も本物の心霊写真が見たくて、ホラー映画を観たかった訳じゃないのに…。
なんだか、非常に後味の悪い映画でもありましたね。
作品自体は、非常に良く出来ていたのに。
あ、余談ですけど。
この映画、そのせいか分からないけど、撮影中に事故が多発したそうです。
まあ、これも宣伝用のデマかも知れませんけどね(笑)。
2018.8.17