少し前に、我が家は第2子が産まれたこともあって保険の見直しをし、
◆収入保障保険×2(夫婦分)
◆医療保険×1(私)
の計3本の契約を7~8月頃しました。
無事契約も終わり、保険証書が届き、保障が開始されたのですが、保険の見直しは本当にこれで正解だったのだろうか?と疑問に思うこともありますので、保険見直し後記として、今あらためて思うことなどを綴ってみます。
スポンサーリンク
Contents [hide]
収入保障保険はやっぱり必要!
子供が小さいうち、特に今の我が家のように幼児や乳児がいる状態で、親に万一のことがあったら家庭は経済的にも精神的にも相当なダメージを受けます。
精神面はなかなか備えようがありませんが、経済面のダメージは死亡保険に入ることによりだいぶ減らすことができます。
万一の時、せめて経済面での立て直しがはかれれば、気持ち的にも多少余裕が持てそうです。
今回入った収入保障保険。
【夫】受け取り保険金額15万/月→支払い保険料5000円弱/月
【妻】受け取り保険金額12万/月→支払い保険料1700円弱/月
支払い保険料は夫婦合わせて毎月6700円ほど。
掛け捨てで戻ってこないので、金額だけ見るとけして安くはありませんが、万一の時の大きな安心が買えているので仕方ないかな、と思っています。
【関連記事】
>>子供が産まれたら生命保険の見直しを、収入保障保険に夫婦で入りました
スポンサーリンク
医療保険の必要性には疑問が
問題は医療保険の方ですね。
医療保険の記事で妻分の支払い保険料総額は114万(60歳払い済み、一生涯保障)になると書きました。
世間でもさんざん議論されていることですが、それだけの保険料を払っても給付金をもらわなかったら無駄になるだけだから、その分自分で貯金した方がいいのではないか?という疑問。
医療保険は本当に必要なのか?
契約したばかりの私が言うのもなんなのですが、正直医療保険、なくてもいい気がしてきました。
私の場合、生涯で保険料114万払いますが、元がとれるのは、女性疾患入院(上乗せ給付のある疾病)で114日入院、その他の疾病・ケガならば228日入院した時。
残りの人生で例えば4回ぐらい、手術をともなう入院をするとします。
手術給付金40万を受け取ったとしても、残り74万分元をとるには最低でも74日は入院しないといけません。
はたしてそこまで大病にかかるものなのか?
病気になったところで入院しないと給付金は出ないので意味がない…。
考えれば考えるほど、医療保険、もしや無駄かもしれない!と思うようになってきました。
自己入院貯金を作った方がよかったかも
医療保険には入らず、貯金からまかなえばいい、と言う声、よく聞きますが本当にごもっとも!と今思います。
でも、せっかく貯めてきたお金が入院でウン十万単位、一気に出ていくのってちょっとイメージ的に痛いですよね。
なので、これは絶対入院費専用!という口座を作ってしまい、保険会社へ支払う額と同じ金額を毎月毎月積み立てていくようにしたらよかったかも、と今さらながら思いました。自己入院貯金、とでも言いますか。
これならいざ支払う時も、これは入院費専用のお金だから、と何の心配もなく払うことができます。
そのためには、毎月決まった額が自己入院貯金口座へ入金されるように、自動入金の仕組みを銀行で手続きしておくといいでしょう。
ただしこの場合、入院貯金口座にお金が貯まる前に入院になった場合、別の貯金から借りる形で医療費を支払うことになるので、ある程度の貯金がない人は普通に医療保険へ入って、少ない金額掛け捨てで保障を得る方がいいと思います。
保険会社へ払うはずだった百ウン十万はその口座へ入り、必要があればそこから出ていく、ということになりますが、きっとおつりがくる(=入院・手術なんてほとんどせずに終わる)ことになるのではないでしょうか?
我が家の一生分の医療保険代は、私114万、夫100万超え(終身払いなので80歳まで生きる計算)で、合わせると214万にもなります。
この先、夫婦ともに病気で入院だらけ…という可能性もゼロではありませんが、そこまで入院するような事態になるなんてそうそうないと思いますので、214万も保険会社に払うなら、自分たちでコツコツ入院貯金していってもよかったのかも…なんて今さらちょっと後悔しています。
結局我が家が医療保険に入った理由
それでも我が夫婦が医療保険へ入った理由。
それは我が家(というか私)は、心配性だから。
もうそれに尽きます。
私の医療保険契約の日の朝に、「医療保険なんてほんとに要るかなあ?」と夫と話していて、
「絶対元はとれないよね」「なくてもいい気がするよね」なんて話もしました。
その一方で、
「でも万一、億が一ぐらいの確率で長期入院になってしまうかも…」「うーん、損するのは分かっているけど、でも、ないと不安だね」という声も出てきました。
話し合った結果、損するのは分かっている上で、やっぱりあった方が気持ち的に安心できる、という結論に至り、契約を続行することにしました。
正直医療保険なんて要らない、なくていい!が正解な気がします。
高額療養費制度だってあるし、ほんとにどうにもならくなれば生活保護だってなんだって、結局は日本人を守ってくれるんだから。
でも、そういうのも分かった上で、それでもやっぱりあると安心、保険は安心料だ、という結論に我が家はたどり着きました。
我が家のような小心者でなく、どーんと構えることができて、貯金もしっかりある人であれば、自己入院貯金でお金を貯めていくことを強くおすすめします。
がん保険の方がよかったかも!?
医療保険を契約した直後に思ったことなのですが、やっぱりがん保険に入った方がよかったのかな?なんて気もしてきました。
がんという病気に関しては、知識がほとんどないのですが、漠然とした恐怖感、がん宣告は死刑宣告、みたいな怖さが私の中にあります。
治療しても再発したりで長引くらしいし、抗がん剤もけっこうお金がかかるとか。
がん保険であれば、入院しなくてもがん治療の給付金が出る、という点で安心感があります。
お金に余裕があればがん保険も入りたい、と思うのですが、我が家にはそんな余裕まったくなく断念。
今入っている医療保険では、入院しないと給付金が出ないので、万一がんになってしまった場合には、「入院させて下さい!」とごねて、なんとか入院給付をもらって治療していくしかないな、なんて思ってます…。
スポンサーリンク
保険は専門家と相談して決めた方がいい
今回一連の保険見直しでは、保険代理店のプランナーさんに相談して決めましたが、やっぱり保険は専門家の意見を伺いながら決めるのがいいな、と感じました。
以前も同じ代理店にお世話になりましたが、この3月から新しく担当になったプランナーさんは話しやすく、的確な意見を下さるので、よりそう思ったのかもしれません。
高い保険を勧められた過去
その昔、夫婦ともまったく無知の状態で、今とは別の保険代理店に相談しに行ったことがあります。
なんとなく医療保険見直した方がいいかな?ぐらいのノリで行ったのですが、いいカモと思われたのか、今思えば絶対必要ないような高額な保険をおすすめされました。
医療保険、収入保障保険を勧められたまではよかったのですが、なぜかそこのプランナーさん、三大疾病保険を強く推してくるのです。
死亡時や、三大疾病と診断されると500万下りる、みたいな内容の掛け捨てでない保険を勧めてくるのですが、月々の支払い額が3万5千円ぐらい!
洗脳されかけてその保険に入るべきか迷っていたのですが、さすがに3万5千円は高すぎでしょ!と結局契約せず、その保険代理店には不信感を抱き、フェードアウトしていきました。
もう5、6年前の話しで、今は顧客の意向に合わない商品を提案することに規制が厳しくなったとかで、こういう押し売りみたいなのはないと思いますが、相談しに行く方も、あまりに無知な状態で行ってはいけないのかもしれない、と今は思っています。
保険相談前には事前学習するとよい
こういう保険を検討している、とある程度目星がついているなら、その保険について、簡単にでいいから事前学習してからいくといいと思います。
今回の我が家で言うと、収入保障保険は逆三角形の保障になる、とか何社か自分で調べたうちでA社とB社が気になる、とかそんな簡単なことでもかまいません。
保険プランナーさんに、こいつまったくの無知だ、と思われると、プランナーさんにとって都合のよい(=インセンティブの高い)保険を売り付けられる可能性がありそうだからです。
今はもう規制が厳しいので、顧客の意向に沿わない保険の売り付けはしてこないとは思います。
でも、先に書いたように、過去に高くて不要な保険を売り付けられそうになった私は、保険プランナーさんに多少なりの不信感を未だ抱いているのは確か。
「ほんのちょっとですが、保険について調べてきました」というのを態度に出して、相手にとって都合いい保険を押し付けられないように気を付けています。
幸い、今回担当して下さったプランナーさんは、そういう押し売りゼロで、この会社の保険がいいですよ、とおすすめしてくる時は、その根拠(お客様の条件だとここの保険が比較的安いはずです、ここの会社は保険料に対して保障範囲が広くておすすめです、など)もしっかりと提示して下さる方でしたので安心できました。
複数のプランナーさんに相談するのも手
保険に対する考え方は本当に人それぞれ。
どんな特約を重視するか、支払いは終身払いか60歳払い済みか、などなど、人によってさまざまな考えがあると思いますので、一人のプランナーさんに相談して納得できない、というのであれば、別のプランナーさんの意見を聞いて、別の角度から見た意見を聞くのもひとつの手だと思います。
過去の私のように、不要な高額保険をすすめられた時なんかももちろん!
ちなみにその時私も別の保険代理店へ相談へ行ったのですが、そこのプランナーさんも「三大疾病保険は入った方がいいですね~」みたいなことを言ってきて、お前らグルか!?とさらに不信感に陥りました。。。
今はそういうプランナーさんはいないとは思いますけどね。
保険の見直しは専門家に相談を!おすすめの保険相談はコチラ
⇒保険のビュッフェ…自宅や近所のファミレス等へFPが訪問してきて保険相談できます。利用者の満足度が高いことで有名です。
⇒LIFULL保険相談…自宅での相談はちょっと…という方には、全国約1300店舗の保険ショップから、近所のお店を探して予約できるライフルがおすすめです!
最後に
保険の見直しが一通り終わり、ノルマがひとつ片付きほっとしたのもつかの間、医療保険は本当にこれでよかったのだろうか?と未だしっくりこないところがあります。
保険てほんと高いお買い物。
保険の無料相談に行くだけで、○○牛(ブランド牛)プレゼント、みたいなキャンペーン、よくやっていますが、それだけ保険は高い買い物で、利益の中から相談客(新たな顧客予備軍)にプレゼントを与えても、結局は保険会社に利益が出る仕組み、というのが実際のところなんでしょうね。
私はもう自分の決断を信じて、生涯114万の支払いを決めてしまいましたが、これから医療保険加入を考えている方は、今一度よく考え直してみて下さい。
最後に!言ってることが矛盾してしまいますが、妊娠・出産を控えた20~40歳頃の女性に関しては、絶対医療保険入っておきましょう!
女性疾病に上乗せ出るタイプのもので!
最後の出産が終わったら、解約してもいいと思います。
生涯で入院する可能性なんてそんなに高いものではありませんが、妊娠・出産に関しては、思わぬところで入院になる可能性、かなり高いです。
20~40歳頃の女性だけは、しっかり医療保険に入っておきましょう!!
以上。