国籍や性別や人種や身分は問いません 消費をする上では。という態度が何処でも表れている。
それ以外は自由など全くなく、街には監視カメラが張り巡らされていて、ネットを繋げばログを取られる。
利用規約やら契約書、約款、免許、規制 ありとあらゆるものに縛られまくる。
カネを払ってモノを買うのは自由だ あとは見張るし処罰しまくるという社会である。
レ・ミゼラブルの主人公 ジャン・ヴァルジャンのようにパンを盗めば牢屋にぶち込めということだ。
そして、それまたグロテスクなのは消費以外は競争をしろという点である。
経済的闘争は悲惨な状況になっている。格差はどこまでも拡大しているのだ。
容姿による熾烈でどうにもならない闘争をしなければいけないのだ。
自分の卒論を見てもらっている教授が、卒論指導中に唐突に「非モテ」について話始めたことがあった。
自分の息子が白人が人口比率的に多い国に留学していたがアジア人男性皆が辛い思いをしたとかいうのだ。
非モテってフェミニズムと相性悪そうですよね と言ったら 最悪だろうね と返事をした。
何もフェアではなく自由ではない容姿闘争は自分のような容姿が醜い自分も苦しめる。
虚しいのは資本主義社会でなくても容姿格差は起こるのだろうということだろう。
最近、ウェブで自分の顔写真を上げたら、こことここを整形したらよくなると言われた。
そうすれば少しは自由になれそうだ。