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大和証券投資信託委託がiFreeシリーズに「GPIF基本ポートフォリオ」連動型を含む3ファンドを追加

iFreeシリーズのロゴのイメージ

EDINETの有価証券届出書によると、大和証券投資信託委託が2018年8月31日付で、iFreeシリーズに様々なタイプの3ファンドを追加します。

特に注目すべきは、これまでありそうでなかった「GPIF基本ポートフォリオ」への連動を目標とするバランスファンドでしょう。

ラインナップ

表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。

名称ベンチマーク信託報酬率
iFree 年金バランスGPIF基本ポートフォリオ0.159
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスNASDAQ100指数(円換算)0.450
iFreeレバレッジ S&P500S&P500指数(米ドル換算)の値動きの2倍程度0.900

「iFree 年金バランス」に要注目

まず、「GPIF基本ポートフォリオ」とは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が年金を運用する際の基本ポートフォリオのことを指します。

GPIF基本ポートフォリオの2018年6月30日時点のアセットアロケーションは、国内株式25%(±9%)・外国株式25%(±8%)・国内債券35%(±10%)・外国債券15%(±4%)となっています。

さて、「iFree 年金バランス」は、ファミリーファンド方式を採りますが、実質投資対象であるマザーファンドのうち、国内債券のアセットクラスがアクティブファンドとなっています。

トピックス・インデックス・マザーファンド
わが国の株式市場の動きと長期成長をとらえることを目標に、東証株価指数に連動することをめざします。
ベンチマークは、TOPIXです。
外国株式インデックスマザーファンド
投資成果をMSCIコクサイ指数(円ベース)の動きに連動させることをめざして運用を行ないます。
ベンチマークは、MSCI-KOKUSAI指数(円換算、為替ヘッジなし)です。
ネオ・ジャパン債券マザーファンド
わが国の債券に投資し、安定した収益の確保と信託財産の着実な成長をめざす。組入れる債券の格付けは、取得時においてBBB格相当以上とする。
ベンチマークは、ありません。
外国債券インデックスマザーファンド
投資成果を「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」の動きに連動させることをめざして運用を行ないます。
ベンチマークは、FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算、為替ヘッジなし)です。

一方、GPIFは、2018年3月31日時点におけるパッシブ/アクティブの比率について、以下の通りだとしています。

アセットクラスパッシブアクティブ
国内株式90.4%9.6%
国内債券77.0%23.0%
外国株式86.3%13.7%
外国債券62.0%38.0%
合計76.3%23.7%

また、本ファンドは、投資態度としてインデックス運用を行なうマザーファンドの受益証券への投資を基本としますが、市場環境等によっては、委託会社の判断に基づき、インデックス運用を行なわないマザーファンドの受益証券に投資を行ないます。とも記載しています。

したがって、本ファンドのパッシブ/アクティブは、同社が適宜、運用中に組み替える方針であるとも読み取れます。

なお、信託報酬率は0.159%を提示しており、競合を意識しつつ十分な競争力を確保しています。

「GPIF基本ポートフォリオ」への連動を目指す点においても、純粋なインデックスファンドでない点においても、本ファンドは極めて特徴的かつ魅力的です。

純資産総額の積み上がりにおいて苦境の続くiFreeシリーズですが、本ファンドを契機に、シリーズ全体の人気が高まっていくことを、私は非常に期待しています。

おことわり

有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。

有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。

本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。

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