はるの趣味日記

野鳥撮影系大学生の雑記ブログ

石川県・能登半島で星の写真を撮るならここに行け!おすすめの撮影スポット5選全て回ってきたので一部作例付きで紹介する

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 石川県で星を撮るなら皆さんはどこに行こうと思いますか?石川県と岐阜県との県境の白山?それとも富山と石川の県境のキゴ山?僕は断然能登半島をお勧めします。

 

単純に能登半島=アクセスの難しい地域なので他の人と差別化した写真が撮れそうというイメージもありますが、能登半島には星に絡めて風景を撮影できるスポットがたくさんあるのです。

 

本当に星だけを撮りたいならどこでもいいですが、実際に撮影して絵になるのは星の写真に加えて地上の風景をうまく絡ませた写真のはずです。

 

例えばこの2つの写真を見てどっちが魅力的だと思いましたか?僕は断然2番目の風景が写っている写真です。機材と本人の慣れ次第ですが、こんな風に星+風景を絡ませて撮影できるスポットが能登半島には複数存在します。

 

今回はそのスポットを一部作例を載せながら紹介していこうかなと思います。一部と書いたのは作例が無い...っていうか撮影に失敗したスポットがあるからなのですが、一応そこの写真も証拠程度に載せていきます。

石川県・珠洲市・真脇遺跡

一番に紹介するのは珠洲市にある真脇遺跡。トップバッターにして大本命です。ここが一番撮影しやすく、しかも簡単に絵になる写真が撮れるので。

 

だいたい金沢市から能登さと海浜道を通って2時間半くらいですかね。アクセスが良いとは言えませんが、次から紹介する撮影スポットも似たようなものなのでこれくらい時間がかかるのがデフォだと思ってもらえれば。

 

さて、ではここがなぜおすすめなのかを説明していきましょう。まずは真脇遺跡には柱のようなモニュメントがあること。検索すればどんなものか出てきますが、柱が円形に建てられてるやつです。

 

これに絡ませて星を撮影すればこんな感じに撮影ができます。それだけでなく、柱の周りは広い草原のようになっているため、撮影する方向を選びません。実際には遠くの街灯の明りがあるので完全に自由ではないですが、柱の陰にしてしまうなどで回避できます。

 

で、方向を選ばないということは雲がかかっていない方向の空を写せるというメリットがあります。晴れと言っても雲一つない晴天になることなんて滅多にありません。ある程度は雲を回避しつつ撮影しなければならないのですが、ここだと簡単にそれができてしまうんですね。

石川県・珠洲市・真脇遺跡の星景写真作例

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撮影のコツとしては、あまり柱に近づきすぎずにちょっと遠くから撮影したほうが綺麗かもしれません。できれば街ではなく山の方にカメラを向けて真ん中下側に柱、上側に満点の星という構図が映えると思います。

石川県・輪島市・白米千枚田

能登半島の風景写真スポットとして真っ先に挙がるのが白米千枚田だと思います。よくポスターとかにされてるのを見かけますが、あまり星の写真スポットとして見かけることはありません。

 

実際行ってみるとめちゃくちゃ星がキレイなんですけどね。能登半島は輪島や珠洲の市外から外れるとどこもめちゃくちゃ星が見れるのでそれだけでは差別化ができないのが悲しいところですが。

 

ここも珠洲の真脇遺跡と同じで金沢から2時間半くらいで行くことができます。道の駅と併設していることから自販機や駐車場が完備されているのもありがたいポイントです。

能登半島・輪島市・白米千枚田の星景写真作例

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撮影のコツとしては千枚田の下の方まで下って撮影することですね。千枚田って水の反射がとても綺麗なので上の方から撮影されることが多いです。

 

ですがこのやり方で撮影してしまうと、棚田の奥に写るものは海になってしまうんですよね。これだと写真的にも美味しくないし、そもそも星が写りません。なので下に下って道路側を写すのがおすすめです。

 

ちなみに道の駅の明りで手前側は田んぼ自体が薄く照らされています。なのでそこまでISOを高く設定しなくてもキレイな星景写真になるのもありがたいポイントです。僕のように古いカメラを使っていたり、センサーが小さいカメラを使っている人は白米千枚田が一押しです。

石川県・珠洲市・恋路海岸

能登半島の縁結びパワースポットと言われている恋路海岸も夜になれば人はいません。そもそも街灯が無さ過ぎて誰も来ないのが正しいのかもしれませんが。

 

ここには友人と2人で行きました。残念ながら同性です。星の撮影に半日とガソリン代を費やすくらいなら女の子との食事に時間とお金を使えという声が聞こえてきそうですね。いやぁ、悲しいなあ。

 

そんな恋路海岸ですが、駐車場の目の前に島+鳥居があります。これに星を組み合わせれば絵になる写真が撮れそうだったのですが、残念ながら失敗しました。

石川県・珠洲市・恋路海岸の星景写真撮影失敗の理由

失敗した理由は1.天気が悪かった。2.カメラのスペック不足です。天気が悪かったのは仕方ないとして、カメラのスペック不足については少しお話しましょう。

 

この恋路海岸、さっきも書きましたがめちゃくちゃ暗いのです。どれくらい暗いかというと駐車場の目の前にあるはずの鳥居を見つけられないくらい暗いです。10分くらい探しました。

 

なのでISOを上げて、シャッターを長時間空けて、絞りを開放にして...というように明るくなるように工夫するのですが、残念ながらISO3200,SS30秒,絞り開放くらいにしてようやくうっすら鳥居が見えるくらいにしかなりませんでした。

 

フルサイズカメラに明るいレンズを付けて、なおかつ天気が良ければ素晴らしい写真が撮れるかと思います。ですが残念ながら僕は条件をクリアできませんでした。最後に一応撮影した夜の恋路海岸の写真を載せます。参考にしてください。

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石川県・珠洲市・見附島

失敗写真スポット第二弾。3番目に紹介した恋路海岸はもともと見附島の星景写真狙いで行った際の代替として考えていました。結果見附島で惨敗して、恋路海岸でも惨敗するという悲しい結果に終わりましたけどね。

 

見附島と恋路海岸は金沢から大体3時間くらいで着くと思います。けっこうな道のりですが、意外と失敗しやすいので注意が必要かもしれません。安定を求めるなら白米千枚田と真脇遺跡です。

 

まずはどんな写真が撮れるのか。僕には作例がありませんが、星の撮影で有名なKAGAYAさんのページを引用させてもらいます。

koyamachuya.com

見附島の手前にある鐘の周辺から撮るとこんな感じになるはずなのですが、実際にはけっこう難しいです。その理由もさっきと同じように解説しましょう。

石川県・珠洲市・見附島の星景写真撮影の失敗理由

最大の理由は見附島がライトアップされていたこと。これは予想外でした。シーズンにもよるのかもしれませんが、光が強すぎて近寄ると星もまともに見れません。

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参考にライトアップされていた状態の写真を載せておきます。空に星があるのがかろうじて分かるレベルの露出にしました。

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こっちは白飛びしないくらいの露出にしたものです。写真の通り星どころではないのでライトアップされていないシーズンを狙うのが最低条件かと。

 

あとはここもライトアップが無かったとしたら恋路海岸と同じくらい暗いです。場所的にはあまり変わらないので当然ではあるんですが、性能の良いカメラを持っていくことと、現像の腕を上げることが必要になりますね。

 

ここをクリアしさえすればKAGAYAさんのように素晴らしい写真が撮れるかもしれません。

石川県・七尾市・能登島大橋

ここまでに紹介した4つのポイントは全て能登半島の先の方だったのですが、次に紹介する能登島大橋はそこまで遠くありません。金沢からなら1時間半くらいで来ることができます。

 

それ以外にも違うポイントがあって、さっきの4つは星がメインで風景はアクセントでした。しかし、能登島大橋+星を撮影する場合は逆に橋がメインで星がアクセントになります。

 

能登島大橋がかなり明るいというのもありますが、富山方面を向けば星を見ることもできます。しかし、星のクオリティだけで言えば能登半島の先側のスポットに一歩劣るのでここで撮影すべきは橋をメインにした星景写真かと。

石川県・七尾市・能登島大橋の星景写真作例

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注意すべきなのは長時間露光時に橋の上を通る車ですね。僕はあまり気にしませんが、撮影後に拡大すると車の通った部分の街灯の根元がぐにゃっと曲がった写真になります。

 

ですが注意すべき点はそれくらいです。橋から遠いのでピントを無限遠に合わせるだけで簡単に撮影出来てしまうというお手軽さや、珠洲や輪島のスポットよりも簡単なアクセスが魅力的なポイントですね。

終わりに

カメラを真上に向けて星の写真だけ撮りたいのなら街灯の少ない山ならでもどこでも可能です。石川だと例えば手取湖にでも行けば晴れの新月の日には満点の星が見られるでしょう。でも星と風景を絡めた写真を取るには選択肢は少ないです。

 

今回紹介したのは能登半島の星撮りではある程度定番と言われているスポットです。とは言ってもアクセスの関係から実際に行く人は多くないですけどね。もし石川県の星撮りに興味があってカッコいい星景写真が撮りたいという人はぜひチャレンジしてみてください。