女優柴咲コウ(37)が、放送中のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「dele(ディーリー)」(午後11時15分)にゲスト出演する。柴咲がテレ朝の連続ドラマに出演するのは、「アナザヘヴン~eclipse~」(2000年)以来18年ぶり。24日放送分に登場する。
柴咲は、主人公のひとりで、車いすのフリープログラマー坂上圭司(山田孝之)の元恋人・沢渡明奈役だ。明奈は、自尊心とテリトリー意識の強い“一匹おおかみ”圭司の新たな顔を引き出しそうで、柴咲は「明奈が、圭司という人物の新たな側面を引き出すエッセンスになれば良いなと思います」と期待を寄せる。
ドラマは、依頼人の死後に不都合なデジタル記録を内密に抹消する、圭司&祐太郎(菅田将暉)の姿を描く。
圭司と明奈は、別れてからも年に1回コンスタントに会っている不思議な間柄。完全に断ち切れない関係を築くほど、圭司の心をつかんだ明奈は、圭司より年上で現在は高校の音楽教師。普通の人には扱いにくいタイプの圭司とも堂々と渡り合う女性だ。明奈の登場で、圭司の新たな顔や謎のベールに包まれた過去も次々と掘り起こされる。
山田との共演は映画「信長協奏曲」以来約2年ぶりとなる柴咲は「モノづくりの姿勢が潔く、団結していて、スタッフ皆の作品への愛情が伝わるすてきな現場でした」と振り返っている。