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石川トキッター 笑える発信 動物たちの日常 写真とつぶやき
いしかわ動物園に掲示板いしかわ動物園に七月から、ツイッターをもじった飼育動物の情報を発信する掲示板「トキッター」が登場し、来園者の注目を集めている。動物たちのちょっと笑える日常のひとこまを撮影した写真を、飼育員のつぶやきを添えて紹介。園の担当者は「くすっと笑える紹介が、動物に興味を持ってもらうきっかけになれば」と期待している。 (吉野淳一) スマートフォンの画面を模したトキッターに、ひっくり返ってしまったケヅメリクガメの写真が掲載されている。写真の下には「くつろいでるようにも見えるけど本人は必死みたいね…」とつぶやき。カメ類の飼育を担当する佐藤美樹さん(37)は「一日に一回、一匹はひっくり返って、元に戻ろうと、もがいているカメがいる。この写真は手足をジタバタさせた後に諦めたかのように動かなくなった時の一枚」と笑う。 トキッターは縦三十四センチ、横二十五センチほど。園が飼育する国の特別天然記念物「トキ」が発信者という設定だ。園内に計六枚あり、それぞれ違う動物を紹介している。紹介する動物や掲示場所は不定期で変わる。
共感や評価をしたツイートに贈るツイッターの「いいね」の機能も表現した。トキッターのつぶやきの下には、石川の方言で「いいね」を意味する「いいじ」と書いたハートマークがあり、そばのボタンを押すと数取り器がカウントされる。 トキッターは職員が月に一度開いている勉強会で発案された。勉強会の発起人の小倉康武さん(34)は「動物の生態などを紹介する硬い内容だけではなく、軟らかい話題を提供できないかと考えた」と狙いを語る。 トキッターでは現在、飲み水の中に入って涼むカピバラや毎日、大量のふんをするアジアゾウなどを紹介している。小倉さんは「『いいじ』を押してもらえると、読んでもらっているという実感があり、飼育員の励みになる。これからもどんどん発信していくので、トキッターを探して『いいじ』を押して」とPRしている。 今、あなたにオススメ Recommended by
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