マクラーレンのフェルナンド・アロンソは14日、今シーズンいっぱいでF1を引退することを明らかにした。
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2019シーズンはF1に参戦しないことを明らかにした。
今年で37歳を迎えたアロンソ。F1では17年目のシーズンに突入していたが、ハンガリーGP終了後に来季以降について8月14日にアナウンスすると公表。注目のその日を迎え、アロンソは自身のTwitterなどSNSに母国スペイン語と英語の2バージョンで動画を投稿。自身のレースキャリアやF1での思い出を振り返った。同時にマクラーレンがリリースを発表し、アロンソが来季F1に参戦しないことを明らかにした。
2001年にF1デビューを果たしたアロンソは、ルノーに移籍した2003年のハンガリーGPで初優勝を飾り、当時の最年少優勝記録を更新した。
2005年には開幕戦から連戦連勝を重ね、念願のワールドチャンピオンを獲得。翌年の2006年もミハエル・シューマッハ(フェラーリ)との最終戦までもつれたチャンピオン争いを制し、2年連続王者に輝いた。
その後、マクラーレンに1年間のみ移籍すると、再びルノーに復帰。2010年からはフェラーリに移籍するなど複数チームを渡り歩いた。2015年からホンダのパワーユニットを搭載したマクラーレンに移籍。様々なアクシデントやトラブルにも見舞われたが、3シーズンで5位入賞を3度獲得した。
また最近ではF1以外のカテゴリーにも挑戦。昨年にはインディ500にスポット参戦した。決勝では残念ながらレース終盤にリタイアとなったが、途中トップ争いに加わるなど存在感ある走りを披露した。
今年はF1と並行してWEC(世界耐久選手権)にもTOYOTA GAZOO Racingからフル参戦。6月に行われたル・マン24時間レースでは中嶋一貴、セバスチャン・ブエミと組んで総合優勝を飾った。
一方、F1ではルノーのパワーユニットに変更したマクラーレンから引き続き参戦したが、表彰台争いに絡めるレースがほとんどなく苦戦。来季以降の去就についても注目された。
アロンソはマクラーレンのリリースを通してコメントを発表し、「17年間にわたって、このような素晴らしいスポーツに携われたことを光栄に思う。今シーズンはまだ数戦残っているが、いつもと変わらない情熱でミッションを果たしたいと思っている。マクラーレンには心から感謝を意を伝えたい。そして、これまで僕が所属した全てのチーム、チームメイト、またライバルやスポンサーパートナーなどにも感謝したい。そして世界中の僕のファンにも『ありがとう』と伝えたい」と語った。
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ 発売中 |
執筆者 | 吉田知弘 |
記事タイプ | 速報ニュース |
来季からドライバーの最低重量規則ができることを受け、メルセデスのルイス・ハミルトンは”これまでとは違うアスリートになれる”と考えている。
現在のF1マシンの最低重量は、ドライバーの体重も含めた重さが設定されている。しかし来季はこれが変更、ドライバーの最低体重を80kgに制限するレギュレーションが導入される予定だ。
これは体重が重かったり、背の高いドライバーが、過度なダイエットを行わずに済むよう考えられたもの。事実、メルセデスのルイス・ハミルトンも、昨年から野菜中心の食生活に切り替え、体重減に取り組んできたという。
しかし重量制限のルールが変更されることにより、来季に向けたトレーニングのプログラムを変更できるということに興奮していると、ハミルトンは語る。
「来年。僕はこれまでとは違うアスリートになるはずだ。僕はそのことに興奮している」
そうハミルトンは語る。
現行のレギュレーションでは、体重の軽いドライバーが乗るマシンにはバラストを搭載し、車両の最低重量を満たしている。しかしバラストの搭載位置には制限がないため、ドライバーの体重が軽ければ軽いほど、バラストをマシンのバランス調整に活用することができ、結局はパフォーマンス面での優位性を手にすることになる。
しかし改正後のレギュレーションでは、バラストはドライバーのシートの近くに搭載しなければならなくなり、有利不利が出にくくなることが期待されている。
「健康的な食事を変えたくない。僕はただ、基本的にはもう少し食べるのが好きなんだ」
「僕の理想的な体重は、今よりももう少し重い。すべてのドライバーは毎年、背の高いドライバーは特にだけど、より痩せて、不健康にならなきゃいけないというプレッシャーにさらされてきた」
「ルールが変わることは、とても良いことだと思う。僕はもう少し食べることができるということに、興奮している。来年は体重が増えるかもしれないが、その分もっと強くなることができる」
「早くシャープに動き、そして早く反応できるようにしたい。大きく、分厚くなってしまうことは、必ずしも速くなれるということを意味するわけじゃない」
「そして体重が増えるということは重心が高くなってしまうことになるから、そんなには増やしたくはないんだ」
ハミルトンは自身のインスタグラムで、”自分の好みのために少し太った”と語った。そしてドイツGPとハンガリーGPの間には、ソーシャルメディアにトレーニングの模様を公開している。これについてハミルトンは、より多くの人に知ってもらおうという想いと、自己管理についてすべての人が感じている不安の例えであると語った。
「それが実証すると思うのは、ソーシャルメディアや世界が抱えている問題だ」
そうハミルトンは語る。
「僕らはある意味では、脚光を浴びている人を何らかの形で見ている」
「しかし彼らは、発信する時にフィルターをかけている。だからその人が本当に表したいことやその気持ちを得ることができない」
「目を覚ますと時々、僕は不安を抱くことがある。僕の腹筋は割れているけど、僕が好きなようにはなっていないんだ」
「僕には不安に思っていることがいくつかある。ひとりひとりが不安を抱えているのと同じように、ソーシャルメディアで完璧に見える人たちも、不安を抱えているはずなんだ」
→”真の”ハミルトンを見ることができる動画が公開中。幼少期の姿も……
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン 発売中 |
執筆者 | Scott Mitchell |
記事タイプ | 速報ニュース |