来シーズンドライバー陣容は、先週のダニエル・リカルドのレッドブル離脱で突然燃え上がった。まずは、レッドブルに誰が行くのか、そして、リカルドの移籍も噂のひとつだったフェラーリの陣容はどうなるのかに始まって、大小織りまぜた噂が飛び交っているが、8月9日、レッドブルのクリスチャン・ホナー代表が、F1公式サイトのポッドキャスト『Beyond The Grid』でのコメントをきっかけに、アロンソのレッドブル入りはなさそうだ、との話が広がっている。
ホナーは、「フェルナンドは素晴しいドライバーであり、尊敬しているけれど、どこに行っても混乱を招く傾向がある」とし、アロンソがチーム入りすることはないことを匂わせた。
2度のワールドチャンピオンは、腕がよくても契約金も高い上に、若手を育て上げてきたこれまでのレッドブルの方針と違う動きが必要になり、その視点からもフェルナンド・アロンソの線が消えることになる。
となると、レッドブルにはやはりピエール・ガスリーが濃厚、ということだが、フェルナンド・アロンソは、アロンソのジョイント先は、赤い牛ではなく赤い馬の可能性がますます高くなってきた。
これでアロンソのフェラーリ入りが有効になったが、F1を根底を成すヨーロッパのリーダーたちは、一筋縄にはいかないことも覚えておきたい。もしかして、ホナーのコメントは、ブラフの可能性もないとは言えない。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by Ferrari created by Iceman
F1ドライバーズ・ポイント | ||
---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | 188ポイント |
2位 | セバスチャン・フェッテル | 171ポイント |
3位 | キミ・ライコネン | 131ポイント |
F1 コンストラクターズ・ポイント | ||
---|---|---|
1位 | メルセデスAMG | 310ポイント |
2位 | フェラーリ | 302ポイント |
3位 | レッドブル | 211ポイント |