「阿波おどり」名物「総踊り」 市に反発し独自決行

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徳島市で開催されている「阿波おどり」で、2018年は中止とされていた名物の「総踊り」を踊り子のグループが、独自に決行した。

13日午後10時すぎ、1,000人以上の踊り子とおはやしによる「総踊り」が始まった。

「阿波おどり」をめぐっては、4億円を超える累積赤字問題で、2017年まで主催していた観光協会が破産し、市を中心とした実行委員会に主催者が代わった。

実行委員長を務める遠藤彰良市長は、チケットの売れ行きの偏りなどを理由に、演舞場で行われていた「総踊り」の中止を発表。

これに踊り子グループが反発し、市内の商店街で、独自に「総踊り」を行うことを決めた。

踊り子は「(総踊り)ある方がいいっすよね、やっぱり楽しいっすよね」話した。

観客は「もう涙が出るぐらい感動です。良かった。できて良かったです」と話した。

今のところ、大きな混乱や、けが人などの情報はないという。

一方、市長側は、「演舞場以外での総踊りは、危険なのでやめてほしい」としている。

(関西テレビ)