こんにちは。GRANTです。
この度、新卒から10年間在籍していたインテリジェンス(現:パーソルグループ)からスタートアップに転職しました。
様々な方から次の職場へのご興味のお言葉をいただいていましたので、今回退職するにあたっての考えと次の会社の紹介をさせて頂ければと思います。
ちなみに、次の職場ですが
「SmartHR(スマートエイチアール)」
という社会保険・労働保険手続きの自動化を目指すクラウド型ソフトウェアの会社です。
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安定した会社の知名度と給料があるのになんで転職するの?
正直、今の職場にほとんど不満はありません。
ただ、今後の社会人人生を考えた時に、
「わたしが働く意味」
「なにを重きに置いて仕事をしているか」
「なにが好きで嫌いか」
などをちゃんと言語化し、ど真ん中な企業で働きたいと思い、転職活動を始めました。
▼会社に求めること
- 企業理念・存在価値を最重視し形骸化していない
- 世の中の役にたっているサービス・プロダクトがある(つくっている)
- 給料にもしっかりと還元される
▼好きなこと
- 議論・衝突は大歓迎
- チーム全員で一つのゴールに向かって突き進みたい
- 楽しく働きたい
- 正しい事を正しくやりたい
▼嫌いなこと
- 小手先の価格勝負は大嫌い
- 社内政治は嫌い
かなり青臭いですが、それでも今まで10年間、そしてこれからも大切にしていきたい私の理想です。
私がパーソルで与えられていたポジションはありがたいことに多くの給与がもらえ、結構有名な会社なので自分の自尊心も満足させられる環境ではありましたが、会社がどんどん大きくなっていくことで「議論をせず、決められた事を安定的に」仕事をすることに重きを置くことが多くなり、少しずつ違和感を感じてきました。
会社が悪いとかそういうことではなく、私が求める仕事観と大企業の管理職で求める業務が合わなくなっていったのかな、と思います。
ですのでパーソルは超いい会社ですし、今でも大好きな会社です。
スタートアップに転職する時に大切なのは勇気ではなく、見極める力。
大企業でも今の地位が保証されているわけではなく、現に私も2年目にはリーマンショックで出向になったり、一時会社が外資になったりと色々あったので、企業規模が大きい小さいと、会社が繁栄するかどうかは、今の時代ではあまり大きな違いはないと考えています。
ただ、スタートアップで働くにあたってひとつ気を付けて確認したことがあります。
「社長」です。
社長は会社の代表として一番影響力があるのは当たり前ですが、特に社長が創業者の場合、社長のカラーが色濃く出るので、どんな社長なのか、自分とやっていけるのか、そもそも尊敬できるのか、などは相当気にしていました。
スタートアップには成功すると会社を私物化し、色んな欲にまみれてしまう成金野郎お方もいらっしゃるので。。笑
その点、SmartHR社長の宮田さんは本当に尊敬できます。今まで色んな社長に会ってきましたが、「一番会社を愛していて、一番青臭かった」です。いや、会社を愛している、というより会社にいる人を愛している、という表現が正しいかもしれません。
私は、そんなトップがいる屋根の下で一緒に働きたい。少しでも力になりたい。そんな熱い想いで今の会社に決めました。
「会社を大切にする会社か、人を大切にする会社か」は正しく見極めたほうがいいです。その見極めポイントは社長です。
↓社長の性格をよく表したツイートがあったので、転記させていただきます。続きもあるのでTwitter見てね。
あ、念のためですが、ポジショントークではないですっ!!笑
「SmartHR」って何やってるの?
「SmartHR」はエンジニアサイドとビジネスサイド、それぞれに強みがある会社です。
プロダクトが優秀
「SmartHR」はメンドウな労務手続きや、情報管理をラクラク行える「クラウド人事労務ソフト」です。
入社手続きや扶養の追加などに必要な書類を自動作成が可能で、雇用契約書や年末調整についてはweb上でやり取りが完結できるなど、プロダクトとして非常に優秀で、 2015年11月の正式リリースからわずか1年半で中小企業向けクラウド労務ソフトでの業界シェアNo.1になっています。
SaaSの方程式をフル活用
『 LTV ÷ CAC > 3 』
この方程式はご存知でしょうか?
補足:
- LTV = Life Time Value : 顧客生涯価値(顧客の契約〜解約までの収益合計)
- CAC = Customer Acquisition Cost : 1顧客を獲得するのに必要なコスト(広告費・人件費も含む)
SaaS業界では「こうやったら成功する」というような実績に基づいた方程式が多く存在しているのですが、『 LTV ÷ CAC > 3 』はその中でも基本的な方程式とも言われています。
基本的な方程式なんですが、それを本当にやれているところって本当に数少ないと思います。パーソルでも今期の収益目標があるからマーケを打たないとかありましたし、普通の企業であればその選択の方が一般的だと思います。
SmartHRでは公式が成り立つ限り、広告出稿や数千万円規模の展示会出展も、形式的な稟議なしで決まっています。(本当にびっくりっ!!)
各自がMRR(正確にはCMRR)という一つの大きな目標のために自立駆動している様は圧巻です。
補足:
MRR = Monthly Recurring Revenue : 月次収益(月ごとの合計売上。SaaSは積み上げ式のため、毎月MRRが上がっていく前提。)
また、営業職も専門性や役割によっていくつか分かれており、それぞれがプロフェッショナルとして活躍しています。
SDR = Sales Development Representive : 反響型営業。問い合わせ・e-bookダウンロードなどの比較的軽いリードを顧客課題のヒアリングから商談に繋げる。
IS = Inside Sales : 内勤型営業。bellfaceなどのツールを駆使し、訪問せずに受注まで進捗させる。効率性が非常に高く働き方も多様なため、働き改革の担い手とも言われている話題の職種。
FS = Field Sales : 外勤型営業。先方の関係者が複数いる場合などの案件やクロージングを担当。
セールスの応募お待ちしています。
SmartHRではまだまだ仲間を募集中です。
現在私を含め多くの仲間が合流していますので、もしご興味あればカジュアルな面談からでも結構ですので応募お待ちしております!
▼公式サイト
おまけ
SmartHRでは会社紹介資料を公開しています。
- 給与テーブル
- 平均給与
- 上場想定時期
- 想定されるストックオプション
なども公開中!!
オープンな会社で一緒に働ける事を楽しみにしています!