【社会】海軍相、終戦内幕の証言録 元首相の米内光政、防衛研が保管太平洋戦争の終結時に海軍相を務めた元首相米内光政(1880~1948年)が、終戦に至る内幕について米国の調査団に聴取された際、海軍側が手控えとして残した米内の証言録が防衛省防衛研究所(東京都新宿区)に保管されていることが13日、分かった。 「(陛下ニ)聖断ヲ仰ギ奉ッタ」「内面的ニハ終戦工作ヲヤリマシタ」など、戦況悪化から終戦に向かう過程での心境の機微が読み取れる。聴取内容の英訳を基にした米調査団の報告書は公表されているが、専門家は「初めて見る史料」としている。 証言録は45年11月17日付の「会談摘録」。 (共同)
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