廃棄したパソコンの内蔵ハードディスクドライブ(HDD)から個人情報がもれるおそれがあるそうです。
ハードディスクドライブ(HDD)に保存されたデータは消去したつもりでも、専用のソフトを使えば読み出すことができます。きちんと消去するには専用のソフトや装置を使うか、物理的に壊してしまうしかありません。
廃棄予定のパソコンを前にどう対策しようか?と考えた話をこちら記事でご紹介しました。
結局私は、外部にデータが流出する危険を防ぐためにパソコンからHDDを取り出し、廃棄せずにもう一度使用することにしたんです。
私が行ったハードディスクドライブ(HDD)を再利用する方法をご紹介します。
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これが、パソコンに内蔵されているハードディスクドライブ(HDD)です。
まず、パソコンからHDDを取り出します。パソコンケースの開け方はマニュアルを確認してください。
ケースを開けたら、HDDに接続されているコネクタを抜きケーブルを外します。
HDDの固定はパソコンによって違いがあると思いますが、私の使用していたパソコンはHDDが取り付けられたトレイを引き出すことで簡単に取り出せました。
HDDは、ビス2本でトレイに固定されていましたので、このビスをはずせばHDDのみにすることができました。
HDDの種類をチェックしましょう。
HDDの接続規格は、「IDE」と「SATA」があります。取り出したHDDがどちらなのか確認しておきましょう。
ラベルに記載がなければ、品番をネット検索したり、コネクタの形状で確認することができると思います。
私のパソコンはとても古いパソコンでしたので、わかりにくいかと思っていたのですが、幸いなことにラベルに「SERIAL ATA」の記載がありました。
また、サイズは3.5インチでした。
HDDケースを用意します。
HDDを収納して再利用するHDDケースは、いろいろな種類が販売されています。目的や用途によって好みのものを選んでください。
私は価格優先で、とにかく安いものを探しました。
「じゃんぱら」で、これを購入しました。税込価格1,780円でした。
開梱するとこんな風にケースとACアダプタ、ケーブルなどの付属品が収納されています。
HDDケースにHDDを収納して組み立てます。
組み立て手順はとても簡単でした。ダイジェストでお見せしますね。
HDDと基板をコネクタで接続します。
接続した状態を反対面より見た写真です。
基板を接続したらケースに収めます。
パチンとロックしてケースへの収納完了です。
ACアダプタやUSBケーブルを接続します。
スタンドを取り付けたら完了です。すごく簡単でした、ビスも使わないんですよ。
パソコンにUSBで接続するとすぐに認識して、外付けHDDとして問題なく使用できました。
パソコンは廃棄しますが、HDDはこうしてもう一度現役復帰することができました。
HDDの再就職?
内蔵HDD再利用のメリットとデメリット
さて、この私の経験からパソコン内蔵のHDDを再利用するメリットとデメリットをまとめてみました。
【メリット】
●データの流出を防止できる。
何と言っても最大のメリットだと私は思います。再利用することで、自分の手元においておくことができますのでのデータ流出のリスクは減らすことができます。
●節約できる。
ケースを購入するだけで、比較的安価に外付けHDDを入手することができます。組み立ても簡単です。
●環境にやさしい。
環境活動の3R活動(3Rは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)を指します。)の中の再使用(リユース)に当たります。使用済みになっても使えるものは再使用する環境取組です。
【デメリット】
●使用できる期間が新品より確実に短い。
HDDは寿命がありますので、新品よりは使用できる期間が確実に短いです。
ハッキリ言っていつ壊れるかもわかりませんので、あまり重要なデータは保存しないほうが良いと思います。(私もそうしています。)寿命が来てしまったら、その時は破壊して廃棄することになります。
●保証期間がない。
当然保証はありませんので、自己責任で使用することになります。
故障することを想定して保存するデータを選択したほうが良いですね。
廃棄HDDからのデータの流出防止を目的にHDDを再利用する方法をお伝えしました。
もしあなたがパソコンの廃棄を予定しているようでしたら、廃棄HDDからのデータの流出にはぜひ注意してください。
そしてHDDの再利用もご検討してみてください。意外と簡単にできましたよ。