どうもこんにちは。
 
 
プロのエアコン施工職人板倉です。
 
 
今日は、
メーカー別のエアコンの選び方について解説していきます。
 
 
エアコンを製造販売しているメーカーは全部で9社ほどありますが、
やはりメーカーごとに特徴があるんですね。
 
 
「値段」もそうだし、
「冷える冷えない」、
「品質」、
様々な判断基準があります。
 
 
メーカーは自分たちにとっていいことしか言いませんし、
量販店の販売員も都合のいいことしか言いませんので、
最も消費者の立場に近い施工職人の意見を参考にしてみてください。
 
 
ぜひ、最適なエアコンを選ぶための、
一つの判断材料にしていただきたいと思います。
 
 
それでは早速行ってみましょう!
 
 
エアコン施工職人が教える、
『本当のエアコンの選び方』です。
 
 
※多少、行き過ぎた表現がありますが、
 あくまで個人的な意見ですので、
 絶対に参考程度にとどめておいてくださいね!

どのメーカーが一番いいの?

 
僕らのようなエアコン職人は、
すべてのメーカーのエアコンを取り付けします。
 
 
ですので、
すべてのメーカーの良し悪しというものも熟知しています。
 
 
現場でよくお客さんに聞かれるのは、
「どこのメーカーが一番いいの?」
っていう質問です。
 
 
さぁ・・・、
あなたはどこのメーカーが一番いいと思いますか?
 
 
僕の個人的な答えを言ってしまうと、
「メーカーなんてどこでもいい」
といつもお答えしています。笑
 
 
正直、エアコンなんてただ空気を冷やすだけですから、
メーカーなんてどこでもいいし、結局は冷えればいいわけです。
 
 
メーカーによってそこまで大した違いなんてないし、
毎日いろんな機種を取り付けしている職人たちも、
「どれでも一緒だろ!」
っていうのが正直な意見です。笑
 
 
しかし、
それでは最適なエアコンが選べませんよね・・・。
 
 
というわけで、
基本的には、「どれも一緒だから気にしなくていい」
という考えなのですが、それでも敢えて順位をつけるとしたらどうか、
思い切って各メーカーを評価していこうと思います。

そもそも選んではいけないメーカー

 
まず、日本の代表的なエアコンメーカーの紹介です。
 
・パナソニック
・ダイキン
・日立
・東芝
・シャープ
・富士通
・三菱電機
・三菱重工
・コロナ
 
 
だいたいこの9メーカーになります。
 
 
ポイントは三菱電機と三菱重工ですね。笑
 
 
大本は同じグループなのですが、
三菱電機は「霧ヶ峰」
三菱重工は「BEAVERエアコン」
っていうブランドが有名ですね。
 
 
ここは別メーカーになりますので、
間違えないようにしてくださいね。
 
 
で、まずですね、
エアコン職人たちが買わないメーカーというものがあります。笑
 
 
それは、
・富士通
・東芝
・三菱重工
・コロナ
 
この4つです。笑
 
 
その理由ですが、
まず、富士通、東芝、三菱重工は、
日本を代表する家電メーカーですが、
 
 
実は各社とも、エアコン事業にはそんなに力を入れていないので、
開発部門の規模も小さいし、商品もこれといって何の特徴もないので、
プロの職人たちは、自分では絶対に買わないメーカーです。
 
 
そして、コロナですが、
コロナは一番安いですが、作りがショボすぎます。
 
 
冷房も暖房も全然効かないし、
最低限のエアコンとしての機能すら危ういメーカーです。
 
 
あと、
僕はコロナの機種もこれまでに何百台と取り付けてきましたが、
一番初期不良が多いメーカーです。
 
 
取り付け完了すると、
必ず「試運転」をして、正常に動作するか確認をするのですが、
問題なく取り付けているのに、「室外機不良」というのが何度かありました。
 
 
そして、一番安いだけあって一番壊れやすいです。
 
 
コロナだけは絶対にお勧めできません。
 
 
これは、
プロの職人なら全員が口を揃えてそう言います。笑
 
 
コロナだけは絶対に避けてください。笑

エアコンメーカーおすすめランキング

 
では、どのメーカーが一番いいのか?
 

エアコン職人が選ぶ、
おすすめのエアコンメーカーランキング第1位!

 
個人的には「ダイキン」をお勧めします!
 
 
ダイキンは金額的には一番高いですが、
やはり、空調専門メーカーですので、
「品質」という面では間違いなくナンバーワンです。
 
 
よく冷えるし、よく温まるし、壊れにくいし、
業務用エアコンのシェアもナンバーワンだし、
現在、多くのエアコンで使われている「新冷媒R32」はダイキンが開発したものです。
 
 
常に世界の空調システム業界ののトップを走り続けるダイキン、
もし僕が、新しくエアコンを買うのだとすれば、
金額のことを気にしなければ間違いなくダイキンを選ぶと思います。
 
 
それに、
もともとダイキンは、潜水艦の冷却システムを作っていた会社です。
 
 
第二次世界大戦中、
日本の潜水艦が世界トップクラスの長距離航行を実現した影には、
ダイキンの創設者の活躍があったからなんです。
 
 
つまり、
僕らが今、こうして豊かな生活を送れているのも、
もしかしたら、ダイキンのおかげなのかもしれません。笑
 
 
そういう、歴史と企業的背景を見ても、
僕はダイキンという会社を応援したいと思いますね。
 
 
ということで、
エアコン職人が個人的に選ぶエアコンランキング第1位は「ダイキン」です。

エアコン職人が選ぶ、
おすすめのエアコンメーカーランキング第2位!

 
では、2位はどれか、
僕は、「三菱電機」をお勧めします!
 
 
実は、僕の家のリビングには今、
「三菱電機」の「霧ヶ峰」が取り付けてあります。
 
 
理由は、
ちゃんと冷える、ちゃんと温まる、
壊れない、あとはメンテナンスが楽だからです。
 
 
エアコンの構造的に、すごくシンプルな構造になっているので、
例えば掃除するときとか、「洗浄」するときとか、
とにかくメンテナンスが楽なんですね。
 
 
それに安いし。
 
 
エアコン自体に使用している部品類、
プラスチックパネルの材質などなど、
それなりにいい材料を使っている割に安いんですね。
 
 
僕らは毎日のようにいろんなエアコンを触っていますから、
「質の低い金属使ってんな〜」とか、
「簡単に割れるプラスチック使ってんな〜」とか、
やはり肌感覚でわかってしまうものなんです。
 
 
ちゃんといい材料を使っているから壊れないし、
ちゃんといいコンプレッサーを使っているからちゃんと冷えるし温まる。
 
 
総合的に判断して、
「三菱電機」は第2位になりますね。

エアコン職人が選ぶ、
おすすめのエアコンメーカーランキング第3位!

 
続いて、第3位!
第3位は「日立」です。
 
 
これも大した理由ではないのですが、
やっぱり、設計がいいですね。日立は。
 
 
エアコンを壁にかけた時に、
「ピチッ」とはまる。
 
 
エアコンを分解する時にも、
どこにも負荷がかからないように分解していくことができる。
 
 
アースの止めネジをきちんとステンレスネジを使っている。
 
 
「日立」は取り付け作業をしていても、
とても取り付けしやすい機種なので、
「工事不良」が起きにくいというメリットもあります。
 
 
取り付けがしにくいメーカーなどは、
水平器を使ったのにエアコンが傾いたりして、
水の流れが悪くなったりします。
 
 
水の流れが悪くなると、
その部分に埃がたまって水漏れを起こしたり、
カビが生えたりします。
 
 
だから、
設計がしっかりしているっていうのは意外と大事なんですね。
 
 
完璧に取り付けが出来るのは、
やはり「日立」でしょう。
 
 
お勧めです。

エアコン職人が選ぶ、
おすすめのエアコンメーカーランキング第4位!

 
第4位!
「パナソニック」
 
 
「え?意外!」
って思われましたか?
 
 
僕はパナソニックの機種は嫌いです。
 
 
なぜかというと、
質の低い材料を使っているからです。
 
 
それに設計もあまりよくありません。
 
 
無理な負荷がかかるネジ止めをさせられたり、
プラスチックの爪がしっかりかからなかったり、
分解する時に無理な力を加えて分解しなければならなかったりと、
とにかく設計が良くない!笑
 
 
2017年にCXシリーズというのがありましたが、
CXシリーズは室内機から結露した水がポタポタ落ちるといことで、
僕は何回も動作チェックに行かされ、
結局、機種交換とかで一度取り付けたエアコンをわざわざ外し、
違う機種に取り替えたこともあります。
 
 
室内機から結露するなんて、
明らかに設計ミスです。
 
 
断熱構造設計が全くできていないし、
それをメーカーに問い合わせたら、
「湿度の高い日はどうしても結露してしまいます」
とか言って、自分たちの非を認めませんでした。
 
 
「じゃあ、今、他のメーカーが
 結露しないのはどういうことなんだ!」
って感じですよね。
 
 
他のメーカーがちゃんと商品開発していい商品を作ってる中、
設計ミスの商品を販売してしょぼい材料を使って、
それで同じ値段で売ってますからね。
 
 
そういうことも職人たちには全部わかっているんですよ。
 
 
そういうところに企業体質っていうのが現れるんです。
 
 
僕は、パナソニックの創業者である松下幸之助からは、
たくさんのことを学ばせていただきましたが、
はっきり言って、このままの企業体質であれば、
パナソニックの明るい未来はないと思います。
 
 
もっと消費者ことを考え、
誠意ある商品を作ってもらいたいと思います。
 
 
ちなみに、
お掃除ロボの故障率が一番多いのも、
パナソニックの商品です。
 
 
これまでに何度お客さんに言われたことか。
 
 
取り付け先で、
「お掃除ロボが動かないんだけど見てくれない?」
って言われた瞬間、
 
「パナソニックですか?」
って聞いてしまうほどです。
 
 
大体、相談されて点検してみると、
パナソニックの商品だったりします。
 
 
お掃除ロボの故障率はダントツナンバーワンです。

エアコン職人が選ぶ、
おすすめのエアコンメーカーランキング第5位!

 
第5位!
「シャープ」
 
 
シャープはダメです。
 
 
何がダメなのかというと、
マジで壊れるからです。
 
 
お客さんは大体、
エアコンが壊れてから新しいエアコンを買うんですね。
 
 
僕らはその新しいエアコンを取り付けに行くわけですから、
当然、古いエアコンも取り外して持って帰ってくるわけです。
 
 
その時に、
まだ4〜5年とかの結構新しいエアコンを取り外す時があります。
 
 
お客さんのお部屋に入って、
あまりにも綺麗なエアコンなので、
 
 
「え?このエアコンを取り換えるんですか?」
って心配になって聞いてしまうほどです。
 
 
エアコンの寿命はだいたい10年くらいなのですが、
明らかにシャープ製品の故障率が高いです。
 
 
まだまだ買って4〜5年しか経っていないのに、
故障して交換する人が後を絶ちません。
 
 
お客さんも、
「まだ買ってそんなに経っていないんだけどね、
 全然冷えなくなって、修理もしてもらったけどダメだった」
 
「もう調子悪いからいっその事、
 新しいの買おうと思ってね・・・」
 
 
こんなセリフを今までに何度聞いてきたことか!
 
 
これにはさすがにお客さんが可哀想すぎます。
不憫で仕方がありません。
 
 
そういう、新しいけど壊れちゃったエアコンは、
だいたいシャープの製品です。笑
 
 
実際はどうかはわかりませんよ?
 
 
でもね、
僕らは一年に1000台以上のエアコンを取り替えているんです。
 
 
その僕らの統計上、
明らかにシャープ製品の寿命が短い!
ってことはもう紛れも無い事実です。
 
 
もしこの記事をシャープの人間が見て、
名誉毀損だとか営業妨害だとか言い始めたら、
僕は徹底的に戦ってやってもいいですよ。
 
 
裁判でもなんでもやってやります。
 
 
ちゃんとしたデータはありませんが、
もしちゃんとしたデータを取ったのであれば、
シャープの地雷率は相当なものだと思います。
 
 
しかもこれは、
僕個人の体験談でもあるし、
エアコン職人たちの業界の中でも有名な話です。
 
 
冷える冷えない以前の問題です。
 
 
もちろん、製品の個体差っていうのもありますが、
僕はシャープ製品は地雷率が高いのであまりお勧めはしません。
 

職人が教えるエアコンの選び方 メーカー別評価まとめ

 
ということで、
まとめさせていただくと、
 
 
おすすめメーカー順に並べると、
 
第1位、ダイキン
第2位、三菱電機
第3位、日立
第4位、パナソニック
第5位、シャープ
 
ランキング圏外
富士通
東芝
三菱重工
コロナ
 
というランキングになりました!
 
 
参考になさってくださいね!
では、どうもありがとうございました!
 
 

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