ITmedia NEWS > セキュリティ > 佐川急便かたるSMSに新たな手口 iPhoneユーザー標...

佐川急便かたるSMSに新たな手口 iPhoneユーザー標的か 携帯番号・認証コード詐取

» 2018年08月13日 17時12分 公開
[ITmedia]

 佐川急便の不在通知をかたるSMSから偽サイトに誘導され、Android向け不正アプリをインストールさせられる被害が7月に話題になったが、このほど、iPhoneユーザーを標的にしたとみられる新たな手口が確認された。

 フィッシング対策協議会の8月10日の発表によると、佐川急便の不在通知を装い、携帯電話番号と認証コードの詐取を目的としたフィッシングサイトに誘導するショートメッセージ(SMS)が出回っているという。

画像 SMSの文面(フィッシング対策協議会のWebサイトより)
画像 フィッシングサイト

 協議会によると、SMSには「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください。」と書かれ、「sagawa」の文字を含んだURLが記載されている。アクセスすると、「Apple社から送られた製品はセキュリティ許可の認証が必要となります」と書かれたサイトで携帯電話番号の入力を求められ、携帯番号を入力すると、認証コードの入力が求められるという。

 ネット上では、「このサイトの案内に従って認証コードを入力すると、キャリア決済を上限額まで使われてしまう」という報告があり、フィッシング対策協議会も、そのような報告を確認しているという。ただ、「キャリア決済を上限額まで使われてしまう理由が、不正アプリによるものか、フィッシングサイトによるものかは明確ではない」としている。

 佐川急便は、SMSを使った案内は行っていないと注意を呼び掛けており、佐川急便を名乗る不在通知のSMSは偽物。受信した場合は「リンクを開かずに無視するか削除してほしい」と協議会は呼び掛けている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Special

- PR -

児童はわずか数人、一緒に授業を受ける友達がいない……山間地域の小学校で「遠隔合同授業」はうまくいくのか?

NASって何? 何が便利なの? 高品質NAS「QNAP」の情報を集約した 「QNAP×ITmedia」

こだわりの立体感に“攻め”のポイントカラー、男の物欲を刺激するスポーティメタルアナログウォッチ「エディフィス」誕生の舞台裏を探る

竹中工務店が建設現場へのディープラーニング導入で目指すものとは――人手によらず、建設現場で撮影した写真の仕分け業務を自動化し、毎日2時間ほど作業がほぼ不要に。

避けられない不況がやってくる? 経済学者・岸博幸氏が示す、あなたがビジネス社会で生き残る方法