ITmedia NEWS > セキュリティ > 「iPhone X」不正購入被害1000件 「ドコモオンライ...

「iPhone X」不正購入被害1000件 「ドコモオンラインショップ」に不正ログイン、リスト型攻撃で

» 2018年08月13日 18時08分 公開
[岡田有花ITmedia]

 「知らないうちに自分のアカウントでiPhone Xを買われ、代金が請求されていた」――NTTドコモが運営する、ドコモ契約者向けオンラインストア「ドコモオンラインショップ」がリスト型攻撃による不正ログインを受け、悪意のある第三者に「iPhone X」を不正購入される被害が約1000件発生していたことが8月13日までに分かった。ドコモは被害を受けたアカウントを停止してユーザーに連絡を取っており、購入代金の請求は止める方針だ。

画像 ドコモオンラインショップのiPhone購入ページより

 ドコモによると、リスト型攻撃を検知したのは7月末。不正ログインは約1800件あり、うち約1000件で「iPhone X」が不正購入されたという。8月5日以降、被害にあった顧客から問い合わせがあり発覚した。

 不正購入されたiPhone Xのモデルや価格、契約形態など詳細についてドコモは「模倣犯防止のためコメントできない」としているが、ネット上では、「iPhone X 256GBをだまし取られた」「被害額13万円」「15万円近い被害」「割賦契約されていた」「コンビニ受け取りになっていた」などの報告が出ている。問題発覚後ドコモは、オンラインショップの仕様を変更し、同じ手口で不正購入できないようにしたという。

 リスト型攻撃は、他社などから流出したID・パスワードのリストを使って不正ログインする手法のため、被害を防ぐには、同じID・パスワードを使い回さないことが重要だ。またドコモは、「2段階認証を設定していれば、今回の被害は防げた」とし、ユーザーに対して改めて、2段階認証の設定を呼び掛けるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Special

- PR -

児童はわずか数人、一緒に授業を受ける友達がいない……山間地域の小学校で「遠隔合同授業」はうまくいくのか?

NASって何? 何が便利なの? 高品質NAS「QNAP」の情報を集約した 「QNAP×ITmedia」

竹中工務店が建設現場へのディープラーニング導入で目指すものとは――人手によらず、建設現場で撮影した写真の仕分け業務を自動化し、毎日2時間ほど作業がほぼ不要に。

自身の置かれている状況やスキル不足に危機感を持っていませんか? 自分を客観視できるツールで危機を克服しよう

こだわりの立体感に“攻め”のポイントカラー、男の物欲を刺激するスポーティメタルアナログウォッチ「エディフィス」誕生の舞台裏を探る