長い旅路となった大阪出張の間、本当に調子が良かった。
良く寝たし、食欲も旺盛だった。
和田さんに「いやぁ、東京にいないと調子いいですわ!」と言うと、
「マジっすか!?気の持ちようだけじゃないんですか?」と訝しまれた。
いや、それは確かにその通りなんですよ。
しかし、歳を取ると、まさにその「気の持ちよう」がめちゃくちゃ難しくなるんですよ。
帰ってきて今日、もう身体が危険信号を発したので、すぐマッサージに行った。
寝れなくなって2時に寝て、起きたのは6時だ。既にヤバい。
出張中はあんなに寝られたのに!?
どういうことだろう?
この世代から、周りのクリエイターも「気持ちが前に行かない」「やる気が出ない」と、苦しんでいる声を良く聞くようになった。
怠け癖なんかじゃ決してない、本当に深刻な悩みなのだ。
30代まではあんなに動けたのに!?徹夜だってホイホイできたのに!?
その記憶があるだけに、今の自分の不甲斐なさが本当辛くなる。
宮﨑さんですら、この年代から週三回も整体に通うようになったと聞く。
アニメなんてロクな商売じゃない。だから脳も精神も神経もやられ放題やられて当然なのだが、それでも騙し騙し、もうちょっとやるしかない。
大事な時期だ。