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富山

ライチョウ保護へ  ガラスのオブジェ

ライチョウ保護の一環で発売された「ガラスのニホンライチョウ」=富山市ファミリーパークで

写真

ファミリーパーク発売

 国特別天然記念物ニホンライチョウの保護や繁殖に取り組む富山市ファミリーパーク(同市古沢)は11日、オリジナルの小型オブジェ「ガラスのニホンライチョウ」を発売した。売り上げの5%を保護、繁殖事業へ資金を出す「ライチョウ基金」に寄付する。

 高さ3センチ、幅5センチ。透明なガラスでライチョウの体を丸く形作り、白や茶の羽の色をアクセントに。体形や模様は1点ずつ異なる。雄の目の上に赤色の肉冠を再現するなど、細部へのこだわりも見られる。富山ガラス造形研究所を卒業し、県内で活動する作家、山本詩子さんが制作した。

 ライチョウを題材にした園のオリジナル商品は、昨年11月発売のフィギュアに続き、2例目。広報担当の加藤朋美さん(44)は「このオブジェを身近に置き、自然界で減少傾向にあるライチョウに思いをはせてもらえたら」と願う。

 単体は1500円、つがいは2800円。園内の売店「かふぇムー」で扱う。初回販売は25個限定で、好評の場合は追加制作を検討する。 (山本真士)

 

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