今では1人につき一台もしくはそれ以上の所有率のスマホ
近年の仕事には欠かせなくなっているPC
一家に一台必ずと言っていいほどあるテレビ
どれも今は身近な存在で、人によってはなくては生きていけないという人もいるでしょう
家に帰ってくるや否やまず真っ先にテレビをつけ、夜寝る前までスマホを弄り、仕事ではPC画面にかぶりついて、一日中何かしら「画面」の前にいる
そんな生活の方も少なくないはずです
『あんまり良くないって聞くけど、別に特に今んとこ変わりはないし…』
と、お思いのあなた!
そして今育児中の方は特に自分の生活を見直す必要があるかもしれません!
今回はその理由について少し見ていきたいと思います
じわじわと目の網膜が…
私たちの目というのは実に繊細です
構造でいうとちょうどカメラに似ていると言われていますが、
目の前にあるものを光によって目の網膜に届けそれが画像として神経細胞を通って脳に到達し、初めて「見る」という事が可能になります
この事実は普段、私たちの意識の外にあって、特に日常生活でいちいちそのことを考えてモノを見ていませんよね。
これだけ繊細なのにも関わらず人生のうちの何十年とその機能を変えず、絶えず正常に動き続けているのは、考えてみたらすごい事です
ですが、一度病気にかかったり、重大な傷がついてしまったりするだけで、失明や視界が悪くなったり、距離感がつかめなくなったりします
医療は日々発達していますが、壊れたものはそう簡単に元に戻せるものではありません
私たちは普段あまり意識することのない目の存在を大事に考えなくてはなりません
ここ数年で良く言われている「ブルーライト」
スマホやPCの画面から常に発せられていると言われており、「良くないものだ」というざっくりとした認識がある方も多いとは思います
それはその通りで、最近になってこのブルーライトが目の網膜を損傷し失明するメカニズムが判明するという新たな研究結果が発表されました
こちらには
ブルーライトがどのように網膜の中心部にある「黄斑」に損傷を加え、失明の主な原因となる「黄斑変性」を引き起こすかを明らかにしました。
このように書かれており、このブルーライトに加えて、目の網膜から脳への神経伝達物質であるレチナールが深く関わっており、このレチナールにブルーライトが当たると網膜上の信号伝達物質が溶解。するとレチナールが光受容体細胞にとって有毒な化学分子になってしまうとのことです
ブルーライトによって黄斑変性を引き起こす可能性が高まり、ひいては失明の危険性を示唆しているのがわかると思います
子供の脳の発達が…
今、育児中の方であれば、確実に注意する必要があります
それも特にお子さんが3歳までのお自宅、その次に10歳頃までのお自宅です
まず、お子さんが3歳までのお子様をお持ちの方ですが、
テレビ画面やスマホ・PCの画面自体を出来るだけ近づけないようにしましょう
それはなぜか。
こちらの記事によりますと、3歳までの子供の脳は特に大脳が大きく発達する時期とされています
実は脳の80%がこの時期までに作られ、今後の成長の土台を作る上での核となる部分になります
この脳の発達中にテレビ・スマホ・PCから発せられる電磁波を浴びてしまった場合、
脳の伝達物質であるシナプスの量が減り、うまく伝達できなくなってしまいます
つまり人より情報量が少なくなり、情報処理能力に欠けてしまうことを意味しています
さらにこのような情報もあります
下記の画像は電磁波が子供の脳に影響を与える範囲を表している図です
引用:Share News Japanより
これを見る限り、5歳までの子供は大人に比べてはるかに影響を受けている(およそ大人の10倍)ことがわかります
さらにその影響は10歳の子供の場合でもかなりの範囲まで到達していることが見て取れると思います
これだけにとどまらず、このような電磁波がもたらす悪影響については数々書籍や記事がありますので、気になる方はさらに深く調べてみるといいかと思います
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知らず知らずに洗脳されている私たち…
さて、テレビやスマホなどですが、使用する目的は何でしょうか。
それは人によって答えは様々だとは思いますが、だいたいは「情報を得るため」なのではないでしょうか
もちろん、お笑いを見る・楽しむためという目的もあると思います
でもそれも要するに1つの情報であり、その情報が面白いと感じることでそれがいわゆるお笑いと呼んでいるものになると思います
これは言わば全て「受信」です
発せられる情報を受信しているということで、受け取る情報は本人が覚えている覚えていないに関わらず目や耳などを通して脳に蓄えられます
特にテレビなんかは自分が意図していなくても勝手に次々とランダムに流れてきます
例えばそれがNHKならNHKの番組が、フジテレビならフジテレビの、はたまたアメリカのテレビ番組ならその番組の情報が頭に入ってくることになります
過去にどんなテレビ番組をつけていたか?は、それを見ていた人の情報の一部を形成します
つまり私たち日本に生まれ日本のテレビ番組(○○放送など)を見て育った人は無意識的にその基準の中にいることになります
今ではかなりバイオレンスな映像や、深夜のイヤラシイ映像なんかは昔に比べて少なくなりましたが、それでもテレビ番組というのは「次が見たくなるように」設計されています
「視聴率の為」が第一にあるからです
「視聴者一人一人の家庭の事情に合わせて」ではないことは特に考えなくても分かることでしょう
その時の時代の風潮や流行、流行りの俳優の起用、テレビ局や芸能事務所の裏の都合、政府の指示、スポンサーとの関係性…様々な要素が絡み合って作られたメディアなわけです
真実もあれば不誠実もあり、意図されたコメントや、あたかもそれが当たり前のように説明されるなんて事は日常茶飯事です
そんなテレビ番組が日常的についた状態ですと、聞きたくなくても耳に入ってくる上に、見たくなくてもCMが目に入ってきてしまいます
こうして意図的に作られた番組をつけっぱなしにすることはある種の洗脳とも言えるでしょう
尚、テレビに関してまだいまいち疑いがある方はこう言った本を読んでみるといいと思います
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子供の本離れには理由が…
最近では外出先でよくスマホを見せながらご飯を食べている家族をよく見かけます
それもたまに見る程度ではなくあちこちで見かける程です
食事をしている家族の傍らには必ずと言って良いほどスマホにかぶりつく様に見ている子供の姿があります
確かに静かなんですよね、子供にそうしていてもらうと。
外食先でも信じられないほど静かになるので、各親たちも場の雰囲気を乱したくない気持ちもありスマホの動画を見せるのでしょうが
今すぐにでもスマホを見せるのは止めた方がいいでしょう
これにはいくつか理由がありますが、ここでは本を読む事への影響を考えていきたいと思います
先程もテレビの話しをしましたが、このスマホも例外ではなく、「誰か」が「何か」の目的のために作ったものが大半です
それが、正当な理由ならいいかもしれませんが、「製作者のお金のため」に作られたものであるなら、その先の見ている子供たちへの影響なんかこれっぽっちも考えていない事でしょう
とにかく見てくれればいい訳ですから。
大抵の動画サイトは見てくれた回数によって比例して製作者の収入が変わりますので、そう考えるとたくさん見てもらえる様に作るのが筋です
動画というものはテレビと同じく次々と画面が切り替わり、自分の意思とは別に自動的に流れていきます
もちろんそれによって移り変わる動画の画面を追いかける様に見る為、絶えず見続けたくなる様にもなっています
例えばですが、30分間ずーっとおんなじ画像であれば、途中でつまらなくなり見ることを止めるでしょう
もしくはおんなじ様な画像が繰り返し繰り返し流れても通常なら2・3回目には楽しくなくなっているはずです
そしてその画像の切り替わるスピードが(一定スピードまでは)早ければ早いほど見続けなければ見逃してしまうので、瞬きを忘れて食い入る様に見る羽目になります(好きなもの、キャラクター等なら特に)
これは考えてみると、思考能力を停止させている事になります
え?何言ってんの?映像見たり音聞いたりしてるから思考停止はしないでしょと思う方もいらっしゃるかもしれません
たしかに見たり聞いたりする事で、その類の脳は動いています
ですので、完全に思考停止とは言えないかもしれません
ですが、自ら考え、創造し、行動するといった自主的なマインドは置き去りにされていってしまいます
つまり常に受け身になってしまうのです
よって、流れてくるものには反応するけれど、自ら考え・調べ・答えを出すといったこれからの学校でも必要とされるべき能力が育ちません
さらに目は動画に慣れてしまっているため、静止画の本はいまいちつまらなく感じてしまうようになりがちです
本というのは読む中で、文章から景色を想像し、人物を思い描き、物語・ストーリーの中に入っていく事で面白みが出るものです
ですがあらかじめ物語が画像によって作られたスマホなどの動画はその部分を育ててくれないため、のちに大きな差となって現れてきます
すぐにその差がわからないから厄介なのです
この辺りがよくわかっていない親が多い気がします
その日一日の外食の時間を楽にする為に動画を見せるのか
子供の今後と将来のためにと考え行動するのか
今一度その行為を見直す必要があるかもしれません
最後までご覧いただきありがとうございました