朝鮮日報

韓国ネット社会騒然、男性嫌悪サイト「WOMAD」運営者に逮捕状

韓国ネット社会騒然、男性嫌悪サイト「WOMAD」運営者に逮捕状

 男性嫌悪性向サイト「WOMAD(ウォーマッド)」運営者を警察が逮捕しようとしていることが明らかになった9日、インターネット上では一日中「WOMAD」が話題になった。WOMADには「警察が火に油を注いだ」「警察は100万人のデモを見るまで目が覚めない」という書き込みもあった。警察の捜査が「WOMAD」というハチの巣をつついた形だ。

 警察は海外に滞在しているWOMAD運営者に対して「わいせつ物流布ほう助」容疑を適用した。昨年2月7日に公衆浴場の男湯を隠し撮りしたと推定される男性の裸の写真がWOMADに掲載されたのにもかかわらず、運営者はこれを削除せずに放置したという理由だ。警察関係者は「写真掲載者に対する捜査でWOMAD運営者に電子メールを送り、その写真を削除うるよう要請したが、協力しなかった」と話している。

 これに、WOMADメンバーや一部の女性たちは反発している。「WOMADに対する偏向捜査をやめろ」という大統領府請願掲示板のスレッドには一日に約6万4000人が賛成した。「女性嫌悪サイトやアダルトサイトには女性の盗撮映像があふれているのに、運営者を取り調べたことがあるだろうか」という考えからだ。大規模なデモをして文在寅(ムン・ジェイン)政権や警察に警告すべきだという主張も、ソーシャル・メディアを通じて広まっている。今年5月、大学の美術の授業における男性モデルのヌード写真を流布して逮捕されたWOMADメンバー(25)の事件にも言及した。この事件は「恵化駅デモ」と呼ばれる大規模な女性デモにつながった。

 WOMADメンバーの中には、「警察が運営者をつかまえたら、メンバーの個人情報が公開されるのでは」と懸念している人もいた。

キム・スギョン記者
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