本番に向け、練習に励む学生=金大角間キャンパス
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金沢ゆめ街道2018(同実行委員会、本社主催)は11日、金沢市中心部で開幕する。市内交通網の「大動脈」である国道157号武蔵―片町交差点間の約1・5キロが午後4~10時に歩行者天国となり、自衛隊による災害救助装備のパレードや消防や警察などの「いのちを守る車」の展示が行われる。スポーツの実演など路上パフォーマンスも繰り広げられる。
自衛隊のパレードは午後4時半から行われ、陸上自衛隊金沢駐屯地の隊員ら約300人が今冬の福井での豪雪で救助活動に使用したそり、7月の西日本豪雨で救助活動に使ったボートなどの装備を手に、北國新聞会館前から香林坊2丁目の「エンポリオ・アルマーニ」前まで行進する。
片町ゾーンでは、国土交通省金沢河川国道事務所の除雪車や自衛隊のスノーモービル、金沢市消防局の最新の地震体験車、県警のパトカーなどが展示される。
スポーツの実演では、世界バトントワーリング選手権のフリースタイルペアジュニアで金メダルを獲得した遊学館高2年生ペアの中野稚奈梨(ちなり)・梨子村朱莉(なしむらあかり)組を含むバトントワリング部が北國新聞会館付近で演技を披露する。下堤町―上堤町間のスポーツエリアでは、金沢学院大のトランポリンの実演や体験が行われる。
特別協賛のアサヒビールによるビアステーションが3カ所開設される。熱中症対策として、3カ所に救護テントを用意し、医師、看護師計4人を配置する。歩行者天国による交通規制に伴い、仙石通りや広坂通りが迂回(うかい)路となる。
YOSAKOIソーラン日本海百万石会場のパレード演舞も行われ、県内外から35チームが登場する。ジュニア大会も行われる。今年は金大の「金沢大学“彩―IRODORI―”」や北海道大、北海道武蔵女子短大、都留文科大の学生約200人による「全(ぜん)学遊舞隊(がくゆうぶたい)」も参加する。10日は金大の学生が動きの最終練習に励んだ。
金沢ケーブルテレビネット(金沢CATV)は11日、金沢ゆめ街道の歩行者天国に合わせ、会場内に特設ブースを用意する。ブースでは高精細な画質の4K映像を楽しめるほか、アンケート記入者にディズニー・チャンネルのオリジナルグッズを贈る。加入相談会も開く。