自殺試みた男が旅客機盗んで墜落させる、戦闘機が緊急発進 米シアトル
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【8月11日 AFP】(更新)米北西部ワシントン州のシアトル・タコマ国際空港(Seattle-Tacoma International Airport)で10日、自殺を試みた航空会社の従業員が、乗客の乗っていない航空機を盗み、墜落させた。地元当局が明らかにした。この事態を受けて、F15戦闘機2機が緊急発進したという。
地元当局は、事件の動機がテロ行為であった可能性をただちに除外。緊急発進したF15戦闘機は、「墜落に関与していない」と述べた。
ピアース郡(Pierce County)の保安官はツイッターに「これはテロ事件ではない。確認が取れている。男性1人による自殺だ。男性の身元も分かっている」と投稿した。
また地元メディアによると、飛行機を盗んだ人物は整備士だという。
目撃者が撮影した動画には、旅客機が旋回し、水面近くを低空飛行する様子が捉えられている。
その一方、アラスカ航空(Alaska Airlines)はツイッターに、墜落したのは米ホライゾン航空(Horizon Air)所有のQ400型機だったと投稿している。
空港当局によれば、飛行機は同州ピュージェット(Puget Sound)湾に墜落した。一方で空港は通常の業務を再開したという。(c)AFP