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【プロ野球】

巨人、マツダで13連敗 初顔メルセデスぶつけても勝てない

2018年8月11日 紙面から

広島-巨人 1回裏2死一塁、鈴木(奥左)に先制19号2ランを打たれた巨人の先発メルセデス=マツダスタジアムで(梅津忠之撮影)

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 広島が今季最長タイの6連勝で4年連続での巨人戦の勝ち越しを決めた。1回に鈴木の2ランで先制。その後も鈴木の2本目の2ランなどで着実に加点した。野村は7回途中3失点で6勝目。巨人はメルセデスが初黒星を喫した。

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 防御率0点台左腕も広島打線には歯が立たなかった。巨人は7月に支配下登録されて4戦3勝、防御率0・62のメルセデスが大誤算。6イニングで5失点、被安打11とも自己ワースト。これでマツダスタジムでの連敗は昨季から13に。球団の同一球場での連敗記録を更新してしまった。

 出だしでつまずいた。初回2死一塁で鈴木に左中間へ先制2ランを浴びる。高橋監督は「うまく打たれたといえばそれまでだけど、失点ほど内容が悪かったという気はしていない」とコメント。だが4回には4連打で2点を、6回には3連打で加点された。

 メルセデスは「調子はいつも通りだった」とサバサバ。この日は弱点を突かれた。持ち球のチェンジアップは、右打者には有効だが左打者にはいまひとつ。許した11安打のうち、対左は9本。先発に左打者を並べた広島打線にとって、無傷の3連勝男は難しい敵ではなかったはずだ。

 終盤には野上が鈴木にこの日2本目の2ランを許し、中川も田中に一発を浴びた。これで広島との今季対戦成績は4勝13敗となり、4年連続の負け越しも決まった。

 「ピッチャーが抑えないと勝てない。打たれすぎ。野手に申し訳ない」と村田真へッド兼バッテリーコーチ。この日チームで許した被安打17は5月6日のDeNA戦(横浜)の18に次ぐ多さ。11日の先発は菅野。エースの力量が試される。 (川本光憲)

 

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