【編集日誌】チームメートに見せつけた無四球2018年8月11日 ☆…吉見が同僚投手に見せつけたのは完封という結果だけではありませんでした。「このチームは四球が多すぎる。無駄な走者を出さないことに、こだわりたかった」。開幕前、「四球撲滅」を標榜したにもかかわらず、チームの四球は現在369(敬遠を除く)とリーグ断トツ。無四死球試合はこれでわずか2試合目です。大事な場面では常にボールが先行する印象があるぐらい、ボール、ボールと続きます。それでは勝てないのだと、この日の投球で示したのでした。 ☆…完封はバレンティンとの第1打席で約束された、と「龍の背に乗って」の渋谷真は書いています。いくつかの伏線があり、怒るバレンティンを受け流しながら攻め続けた投球です。これまで吉見はバレンティンに4割4分の2本塁打、山田に6割と打たれています。2人を抑えたからこその快投でした。紙面を手に取って読んでください。(郎) |