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『フェルケール博物館』見どころ満載!清水港の歴史と船の博物館!

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

清水港の歴史を一通り学べる
展示内容豊富な博物館!

水区港町にある清水港の歴史や船についての見どころ豊富な博物館!

昭和53年の海の日に清水港資料館として発足。港と海事関係の資料をまとめる施設でしたが、日の出ふ頭の再開発と観光地化に合わせ内容を充実化!

平成3年に現在の博物館としての形が完成し、愛称をフェルケール博物館になりました!フェルケールは交通を意味するドイツ語だそうです!

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miteco.さんに寄稿させていただきました

文と関係あるネタなのでここで先に紹介させていただきます。

今回のフェルケール博物館の内容は静岡の情報マガジン『miteco.』さんにゲスト寄稿した、清水を走っていた国鉄『清水港線』についての取材の一環です。

清水港線の展示がフェルケール博物館内にあり、それ目当てで訪問したのですが、展示があまりに増えていた為、別途こちらでも記事を書きました。

というわけで寄稿した元の記事はこちら!温めていた企画記事ですので是非読んでください!

静岡市ご当地キャラ・さくやちゃんと歩く! 「清水港線」跡にまつわる清水少し昔ばなし - miteco. みてきてつながる しぞ〜かネット

miteco.jp

フェルケール博物館

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レンガの建物

レンガで囲われた港らしい建物。前身の清水港資料館の時からなのか、フェルケール博物館になってからなのか分かりませんが、少なくとも25年以上はここにある古い建物ですね!

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ちょっと左側

玄関アプローチには港をイメージした錨のモニュメントなどが所々に飾られています。同じような建物は他にない独特の雰囲気がありますね!

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玄関

玄関の前には段になった人工池、お洒落な玄関です。お洒落だけど晴れた日はレンガの照り返しが暑い!

1F展示室

常展示は1階のみ、二階は企画展示室になっています。受付で入館料を払いますが、共通なので通常と企画展示片方だけの券はありません。

入館料:大人400円 中高生300円 小学生200円

展示室1 清水港の歴史

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清水港の歴史

ェルケール博物館の通常展示室は3部屋!はじめは清水港の歴史や構造を紹介している第一展示室です。

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清水区の模型

清水区のほぼ全景を再現した模型が展示室の中心に設置されています。作られた当初の地図なのでもちろん今とは違う部分もありますが、とても精巧でまるで立体の航空写真です!

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コンテナが並ぶ埠頭の模型

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長門

模型は他にもコンテナターミナルや船などがいくつか飾られています。この辺りは資料というより見て楽しむ内容ですね!詳細は省きますが、詳しく紹介も書かれていますよ!

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清水港の歴史

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現在の清水港

壁沿いには清水港の歴史を時代や分野ごとに紹介したパネルが並べられています。全部読めば清水港については一通り詳しくなれるはず!

歴史はネットで調べるだけじゃ出てこない詳細な内容です。地元の人でもちょっとマニアックすぎるかな?でも港町に住んでる方は興味深く読めると思います!

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常に誰かの視線を感じる

展示室の二階部分に謎の水兵さん。次の第二展示室から上がって近くにいけます。

展示室2 港湾の仕事

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港湾の仕事

二展示室は港湾の仕事。開港から近代までの港のお仕事や貿易などについて紹介されています。この写真は先程の水兵さんがいた二階に上がる階段から。

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水兵さんの後ろに忍び寄る

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ドラ鳴らせます

水兵さんのいる場所は操舵室のイメージ。舵を回す体験、銅鑼とタイムベルが鳴らせます。蝋人形は度々動いた気がして怖くなるリアルさです。

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港のお仕事蝋人形

水兵さん以外にも港で働く人々の蝋人形やお仕事道具が紹介されています。小さい子が見に来たらトラウマになるんじゃ...。

実際に使っていた道具を等身大の蝋人形に持たせているのでこちらもかなりリアルな展示になっていますね。

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茶箱

茶箱と蘭字の紹介。蘭字というのはオランダの文字ではなく、西洋のラベルという意味だそうです。文は英語で書かれてはいますが、日本っぽいデザインですね。

新茶の時期には浮世絵職人が静岡を訪れて蘭字のデザインをしたそうですよ!いろいろな蘭字を展示紹介している博物館は珍しいそうです!

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テルファークレーン

こちらはドリームプラザのウッドデッキ側にあるテルファークレーン。精密模型ですね。実際にクレーンとして清水港線と共に利用していた時代の再現になります。

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清水港線

現在の羽衣橋近く、巴川河口に架かっていた架道橋とその先の倉庫群、清水港線の模型も展示されていました。

冒頭で紹介した寄稿記事にこの辺りは詳しく(言うほどではないけど)紹介しています。

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展示室3 和船

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和船

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後ろから

三展示室のテーマは和船。こちらは日本の歴史ある木造船の模型が展示されています。模型と言っても数10分の1のかなり大きい和船が並んで迫力あります。

時代は清水港開港より前のもの、1~2展示室とは雰囲気もちょっと違います。帆掛け舟は各藩の家紋が付いていますね。

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和船建造について

和船建造についての資料や用具なども展示されていますが、こちらは資料での紹介は少なめ。精密な船の模型を見て楽しむ感じですね!

田宮千穂ギャラリー

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ジュエリーアートが並びます

水市出身の天才ジュエリーアートデザイナー田宮千穂さんのギャラリー。第一展示室と第三展示室の間にあります。

フェルケール博物館へとリニューアルした際にこちらのギャラリーもオープン。常設展示になっています。

図書コーナー

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図書コーナー

水港や清水の町、静岡に纏わる資料・作品が集められた小さな図書コーナー。展示室で気になった内容を調べるのも良いですし、他にも興味深い歴史書などが揃っていました!

缶詰記念館

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缶詰記念館

二展示室にあるドアから外に出ると缶詰記念館があります。

日本で初めてまぐろの油漬缶詰(ツナ缶)をアメリカへ輸出した清水食品株式会社の当時の社屋をそのまま移転した、清水市の缶詰産業の始まりともいえる貴重な建物です。

創建当時はモダンな洋風建築として評判だったとのこと。中では缶詰の歴史や製造について実物・模型展示を中心に紹介しています。

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色々な缶詰

加工食品からフルーツ缶と清水のスーパーで見覚えのあるものもちらほら。最近は見ないパッケージもありなんだか懐かしいです。

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缶詰製造レーンの模型

缶詰工場の仕組みの精巧な模型。なんだかジェットコースターみたい笑 模型なので動きませんが、順番に工程を眺められます。

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缶型サンプル

缶詰の形も多種多様。缶型は無限に在るわけですね。ずらっと様々な形で並んでいます。

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ラベル

古い缶詰のラベルや昔の缶切りなど他にも様々な缶詰に纏わる展示がされています。内容はそれほど多くないですが、忘れずこちらも寄って見てください!

展示会とギャラリー

フェルケール博物館の二階は特別展示室になっており、年に数回の展示会が行われております。特別展示室は撮影禁止です。

また、展示室1と展示室3をつなぐ通路はギャラリーになっており、市民の個展などが開かれています。

展示会やイベント情報は公式サイトをチェック!

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施設情報

施設名 フェルケール博物館
住所 〒424-0943 静岡県静岡市清水区港町2丁目8-11
連絡先 054-352-8060
駐車場 あり
アクセス JR清水駅より静鉄バス『波止場フェルケール博物館』下車
定休日 月曜日(祝日の場合は開館)
営業時間 9:30~16:30
入館料 大人400円 中高生300円 小学生200円
HP 公式サイト

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