最終話 皇帝への即位
『この手紙をあなた方が読んだ時、私はこの世にいないだろう。
……まあ、遺書なのだから当たり前と言えば当たり前か。
私が遺書を書くことを決意した切っ掛けは……
私の大切な妻、ユリアが亡くなったからだ。
まず最初にライモンドが死に、バルトロが死に……
アレクシオスも死んだ。
そして私が四十八になった年、ユリアも死んだ。
私もそろそろ五十になる。
できれば六十まで生きたいが……どうなるか分からない。
故にこの書を残す。
まず相続について。
私の財産及びあらゆる権限、権利は全て……予てから布告していた通り、マルクスが相続するものとする。
よってロマリア王の地位、領土、属州、ロマリア連邦の盟主としての立場もまたマルクスが継ぐものとする。
但し……私が個人的に所有している奴隷に関しては解放するように。
次に子供たちへ。
喧嘩することなく、仲良くしなさい。
もし何か揉めたならば、きちんと話し合いの場を設けなさい。
そして……最後は家長であるマルクスの指示に従うこと。
私は子供たちが殺し合うような未来は望まない。
家臣たちへ。
次のロマリア王はマルクスである。
故に諸君らは変わらぬ忠誠をこの国と……マルクスに誓いなさい。
尚、殉死は一切を禁じる。
絶対にしてはならない。
殉死するのではなく、マルクスに対して忠義を誓うことで……私に忠誠を示しなさい。
ロマリアの臣民たちへ。
私は諸君らにとって、名君だったかは分からない。
だが……諸君らは私に忠誠を誓ってくれた。
まずそのことへの感謝を。
そして……これからはその忠誠をマルクスに対して誓って欲しい。
マルクスへ。
私は自分の政策を正しいと思っている。
だが……本当に正しいかどうかは神か、後世の歴史家でも無ければ分からないだろう。
故に……私はお前に指示は出さない。
お前の思う通りに……好きにやりなさい。
私のやり方を踏襲するのも良いし、逆のことをしても良い。
……やりたいことがあるのだろう?
ただしよく考えた上で……必ず家臣に相談し、よく協議して行うこと。
最初のうちは多くの人を頼りなさい。
グリフォン様へ……
今までありがとうございます。
例の件、くれぐれもよろしくお願いします。
最愛の妻のテトラと、アリスへ。
先に死ぬことになって本当に申し訳ない。
我儘を言うようだが……できれば死後の世界も二人と一緒にいたい。
どうか……同じ墓に入って欲しい。
それと私の葬儀に関してはできるだけ質素かつ簡素に……
と言いたいところなのだが、諸君らはおそらくド派手に執り行うつもりなのだろう。
質素に葬ってくれという願いが守られた話を、私は聞かない。
故に……あまりお金を使い過ぎないように。
とだけ忠告しておく。
死する者ではなく、生きる者たちのためにお金を使って欲しい。
また奴隷の殉死も一切不要である。
死する者のために、生きる者が死ぬ理由はない。
あと……ユリアと同じ場所に葬って欲しい。
これは絶対だ。
そして最後に……もう一度テトラへ。
私の遺言書を読み上げる、などという役目を押し付けてすまない。
では……
ロマリアの変わらぬ繁栄を、死後も願っている。
アルムス・ユリウス・ロサイス・アス・カエサル」
そう言って青い髪の老婆は……
いや、テトラはアルムスの遺言を読み終えた。
今日……
この日、一代でロマリアを建国し、そして大国へと成長させた一人の王が崩御したのである。
「マルクス……陛下、どうやら緊張は……していらっしゃらないようですね」
「やめてくれ……敬語なんて、気持ちが悪い……」
「そういうわけにはもう、いかないでしょう」
マルクスとアンクスは……
マルクスが王に就任してから、最初の元老院に関する最後の打ち合わせをしていた。
「あなたは……王だ」
「分かっている……やるべきことは分かっているのだ。それをやり遂げる。父上から継いだこの国を次代に継承する。それが僕の役割だ。協力してもらうぞ?」
「それは無論……兄弟仲良く、が父上の遺言ですしね」
二人は知っていた。
わざわざ父親が遺言で「兄弟仲良く」などと記した意味を。
現在、ロマリアは二つの勢力に分かれている。
ロサイス氏族を中心とするロサイス派と、アス氏族を中心とするアス派だ。
アス派の過激派の中にはアンクスを王に、などという勢力もあるし……
ロサイス派の過激派の中にはアンクスを始末するべき、などという勢力も存在する。
無論、二人は殺し合うつもりはない。
自分の父親の残してくれたものを……兄弟喧嘩で壊すつもりはない。
父親も……母親たちもそれを望んでいないことを、二人はよく分かっていた。
「父上は僕のために多くのモノを残してくれたが……同時に負債も残した。まだロマリアは未統一だ。まずはベルベディルとエビルを滅ぼし、次に……アルヴァ王国とドモルガル王の国に始末をつける。先代王のムツィオ殿とカルロ殿はともかく……今の王はダメだ。そして最後に……ファルダーム、ギルベッドも潰す。それで晴れて統一だ」
マルクスの目的は……
ロマリア連邦の解体だ。
ロマリア連邦を解体し、本当の意味での統一を成し遂げる。
それが己の役割だと思っていた。
「……フィオナは反発しそうだね」
「こればかりは姉さん……フィオナにも納得して貰わなければ。アルヴァ王国が大人しく解体を受け入れれば、アルヴァ王を殺すつもりはない」
ユリアが産んだ長女フィオナはアルヴァ王国に嫁いだ。
現在は先代ムツィオ王の後を継いだ、今代アルヴァ王の正妻だ。
フィオナは必死に夫とマルクスを仲裁しようとしているが……
マルクスの意思は固い。
何にせよ、アルヴァ王国を解体しなければならないのは間違い無いのだから。
無論、マルクスも命まで取るつもりはない。
退位を受け入れてくれれば……貴族に列席し、元老院議員の議席を用意する準備があった。
「ともかく……まずはこれが第一歩だ。行くぞ」
「はい、分かりました……陛下」
一足先にアンクスが議会に向かい……
その後、マルクスが議会に入った。
マルクスを迎えたのは……
「「国王陛下万歳!!」」
「「国王陛下万歳!!」」
元老院議員たちの歓声であった。
一見、全ての議員たちがマルクスの即位を喜んでいるように見えるが……
実際のところ、本当に喜んでいるのは三分の一ほどだ。
残りの三分の二は少しだけ……不安を抱いている。
それはマルクスがペルシス帝国に一時期留学していて、そしてペルシス帝国の姫君を正妻とし、溺愛していることに起因する。
アデルニア人の伝統を破壊して、ペルシス帝国風の国家運営をするのではないか。
と、不安な気持ちを抱いているのだ。
とはいえ……今回、マルクスが着ているのはアデルニア人の伝統的な衣装であるトガであり、冠もペルシス帝国の皇帝が被るような黄金の冠ではなく、葉っぱで作られた市民冠だ。
議員たちは少しだけ……胸を撫で下ろした。
「父たちよ、新しき者達よ!!
まず……王として最初の提案をしたい。
我が父……アルムス王を神として、ロマリアの守り神として祭りたい。
如何だろうか?」
マルクスは即位の演説を終えた後……
初めの仕事として、父親の神格化を議会に申し出た。
それに対し……
割れんばかりの拍手が巻き起こった。
つまり……賛成、ということだ。
これでアルムスは晴れて神となったのである。
そして……これはマルクス自身が神の子となったことを意味していた。
生前、アルムスがマルクスにこっそりとアドバイスしていた手腕だ。
さて……
ここからはマルクスの独断である。
まず初めに……アンクスが挙手をした。
「国王陛下、ご提案がございます」
「何かね?」
「知っての通り……東の大国、ペルシス帝国は崩壊を迎えております。もはやかの国の皇帝を『諸王の王』と認める者はいないでしょう。先々代皇帝クセルクセス帝の後を継いだ、先代皇帝ダレイオス帝の子は全て死に絶えております」
ダレイオス帝。
それはクセルクセス帝の後を継いだ、ペルシス帝国の皇帝である。
マルクスは留学中、彼に随分と世話になった。
決して優秀とは言えない人物だったが、外国で勝手が分からないマルクスに親切にしてくれた。
マルクスにとっては……
第二の父親と言っても過言ではない人物だ。
だが……彼は暗殺されてしまった。
そして今、ペルシス帝国はクセルクセス帝の残した子供たちの後継者争いにより大混乱に陥っている。
そしてその混乱の隙を突くように、各地で民族反乱が多発していた。
キリシア半島はもはや、とっくにペルシス帝国の手から離れている。
マルクスとしては借款を踏み倒す口実ができて、さらにキリシア半島に影響力を強めることができたことを喜ぶ気持ちと、ダレイオス帝の死を悲しむ気持ちの二つがせめぎ合う、複雑な気持ちだ。
だが……
ロマリアの王としても、マルクス個人としても確かに言えることがある。
今、ペルシス帝国で皇帝を名乗る複数の馬鹿共には……
『諸王の王』を名乗る資格もなければ、実力もない。
『諸王の王』を名乗って良いのは、亡きダレイオス帝だけだ。
故に……
予め、マルクスはアンクスの口を使って……元老院に提案する。
「陛下の奥方……シェヘラザード様はクセルクセス帝の血を継いでおられます。その夫である陛下は『諸王の王』、すなわち皇帝を名乗る資格があると……愚考致します。そこで……どうでしょう、陛下。『諸王の王』、皇帝を名乗っては如何でしょうか? ロマリア王国の……いえ、ロマリア帝国の皇帝に、御即位して頂けないでしょうか?」
アンクスの言葉に……
元老院は騒然となった。
さらにアンクスは続ける。
「現在、テーチス海一の大国は間違いなくロマリアでございます。陛下にはテーチス海の国々の上位に君臨する、王の中の王になる資格がございます。国王陛下……どうか、私の願いを聞き届けては貰えないでしょうか?」
アンクスの求めに対して……
マルクスは首を大きく横に振った。
「それは出来ない。私にはその称号は重すぎる」
それはロマリア王としての建前であり、マルクスの本音でもあった。
本当の諸王の王は……ダレイオス帝だけだ。
すると……
今度は一人の男が立ち上がった。
「陛下、私からも……どうか。皇帝に御即位してください。私は陛下は『諸王の王』に足る王であると、思います」
そう言ったのは一人の老人。
ロズワード・ファビウス卿である。
現在五十を迎えた彼は……
元老院議員の最古参であり、家臣のまとめ役である。
ロンやグラムもまた最古参だが……
ロンはアルムスが死んでから暫く、肺の病でなくなっている。
グラムは足腰を壊し、かなり呆けてしまったので……
現在は代理の者が出席している。
「その気持ちは嬉しいが……」
マルクスが渋ると……
最後にもう一人の男が立ち上がった。
「陛下、私からも……『諸王の王』亡き世界などあってはなりません。テーチス海の混乱を治めるためにも……どうか、皇帝に御即位ください。そして世界の王となっては頂けないでしょうか?」
彼の名前はルキウス・コルネリウス。
アレクシオス・バルカの息子であり、バルトロ・ポンペイウスの義理の息子に当たる。
ロズワードの次に大きな発言力を持っていた。
さて……
三人の家臣に乞われて……マルクスはようやく、三回目で折れた……ように演出してみせた。
「分かった……そこまで言うのであれば、『諸王の王』を名乗ろう。皇帝に即位しよう。だが……その前に条件がある」
マルクスは元老院議員たちを見回して言った。
「『諸王の王』に、皇帝になるということは……我が父であり、先代の国王であるアルムス王の上位に立つということ。だが……そのようなことは息子としてできない。だから……どうか、元老院議員の皆様。我が父にロマリア帝国の『初代皇帝』の地位をお渡しすることを、認めてくださらないだろうか?」
マルクスの提案に……
議員たちは拍手でもって答えた。
斯くしてアルムスに『神帝』の称号が与えられ……
彼は死後にして、ロマリア帝国の皇帝に即位したのである。
そして……マルクスはロマリア帝国二代目皇帝に即位した。
その後……
マルクスは父から受け継いだ国を守るために精力的に政務に取り組んだ。
まずはエビル王、ベルベディル王に退位を促し……
次にアルヴァ王国に軍事的な圧力を掛け、強引にアルヴァ王、ドモルガル王を退位させた。
四ヶ国の王は最終的に王位を失い、以後ロマリア帝国の家臣として、貴族として過ごすことになった。
それから南北ギルベッド、ファルダーム、ドモルガルの四ヶ国を戦争で滅ぼした。
これら一連の戦争は第一次同盟国戦争と呼ばれている。
これで主要な国は滅ぼされ、残すところは自治市や同盟市などの小さな国だけとなったのだ。
それから……
ロゼル王国と共同して攻め込んできた、ポフェニアの将軍ハンナ・バルカと十年以上に及び、アデルニア半島で戦った。
この戦争でロマリアは数十万の人口、ルキウス・コルネリウスを中心とする多くの人材を失ったが……
ロズワード・ファビウスの主張する持久戦戦法によりハンナ・バルカを遂にアデルニア半島から退去させた。
そして……ハンナ・バルカはルキウス・コルネリウスの息子であり、アレクシオス・コルネリウス及びバルトロ・ポンペイウスの孫に当たる、アレクシオス・コルネリウス二世により……
ポフェニアの地で敗北した。
斯くしてロマリア帝国は第二次ポフェニア戦争に勝利。
ロゼル王国を滅ぼし、ポフェニアを打ち倒して……テーチス海最強の大国へと変貌したのである。
しかしマルクスのやり方は……少し強権的過ぎた。
ペルシス帝国の専制政治を見て、それを理想とするマルクスのやり方は多くの不満を残すことになった。
そして五十代になり……
マルクスはそこで父親の残した遺言を読み直し……ある言葉に目を止めた。
『だが……本当に正しいかどうかは神か、後世の歴史家でも無ければ分からないだろう』
マルクスは自分のやり方が正しかったか思い悩んだ。
また……彼は一つ、大きな問題を抱えていた。
後継者問題だ。
マルクスとペルシス帝国の姫君であり、正妻であるシェヘラザードとの間には……
息子が一人いた。
マルクスはその息子を溺愛していたが……その子はマルクスよりも先に死んでしまったのだ。
後には幼い男の子の孫だけが残された。
マルクスはその孫に帝位を継がせたかったが……
その子はあまりにも温和過ぎて……
マルクスの目には頼りなく見えた。
悩みに悩んだマルクスは……
ロマリア帝国を、『皇帝を君主とするが、実質的には貴族・平民の話合いで運営される共和国』に生まれ変わらせることにする。
幸運なことに……
アルムスが残した多くの制度には『共和国』的な色があった。
マルクスの目には……
アルムスがこうなることを見越していたように見えた。
マルクスはそれらの制度を上手く利用し……
六十代になるまでに、『共和国』としての素地を築き上げた。
そして最後の仕事として、急速に復興しつつあったポフェニアに攻め込み……
第三次ポフェニア戦争でもって、ポフェニアを滅ぼした。
ロマリア帝国はついに、テーチス海の覇者となったのである。
それから一年後、マルクスは死んだ。
そして彼の孫であるヌマ帝が三代目皇帝に即位した。
ヌマ帝は五十年以上の間ロマリアの皇帝位に止まり、彼の時代はロサイス朝ロマリア帝国の黄金期と呼ばれ……
後世の時代、多くの共和政主義者たちの理想となったのである。
異世界建国記(完)
―……
……
……―
―おやおや、良いのかな―
―本当に良いの?―
―あーあ―
―やめておけばいいのに―
―どうして良い感じで終わったのにさ―
―下まで見ようとしちゃうのかな?―
―続きが気になるの? 『私』としてはアルムスに関わることは全て語ったけど……―
―でもまあ……確かにアルムスの死んだ後も、国は、歴史は続くよね―
―それが気になるという気持ちはよく分かる―
―けどさ、本当に良いのかな?―
―せっかく、今……ハッピーエンドになったのに……―
―見てしまうのかな、続きを……―
―それじゃあ、折角のハッピーエンドも台無しじゃない?―
―世の中には……知らない方が良い事も、あるかもしれないよ?―
―ふふふふふ―
―じゃあ……語ろうか。アルムスと、その息子と、孫の死後の……世界をね。
ほんの少しだけ、少しだけ……教えてあげる―
―悪いのは『私』じゃなくて……あなたなんだからね?―
―あはははは……―
―本当に人間って―
―面白いよね―
―ふふふふふふふふふふふふふ―
アルムス「死んだ後のことまで責任持てんがな」
そういうわけで『異世界建国記』というか、アルムスの話としてはハッピーエンドで最終話です
ただね、戦記モノとか内政モノとか、国を建てたりする話とか……
主人公死んだ後の歴史はどうなるのか、って疑問があるわけで
その辺をちょっとだけ書こうかなと
まあ随所で散々、後の歴史を示唆したのに何も書かないってのは良くないと思うので。
まあ一応言っておきますと、別にバッドエンドになるというわけでもないです。
妖精さんはお茶目なので、嫌な言い方をするのです。
ロマリア帝国は最低千年は持つことは物語の各所で示唆されていたと思います。
まあ、その分ユリウス戦争とか内乱も起こるわけですが。
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