王座からキンプリ　横浜でコンサートツアー初日

　６人組アイドルグループ「Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ」が１０日、横浜アリーナで今年５月のデビュー以来初となるコンサートツアー（５都市２１公演）の初日を迎えた。

　「きっと、えたいの知れない種類の歓声が来るでしょうね」。リーダー岸優太（２２）の予告通り、オープニングの演出は圧巻だった。ステージ上空からゆっくりと降りてきた箱型のゴンドラが開くと、それぞれのイメージカラーの“玉座”に座ったメンバー６人がキメ顔。ファン１万５０００人のハートを一瞬でわしづかみにした。

　１曲目はデビュー曲「シンデレラガール」。同曲は現在までに７０万枚のセールスを記録し、現在も売れ続けている。１０月１０日にセカンドシングル（タイトル未定）の発売が決まったことをステージで報告した。そのカップリング曲をファン投票で決める企画も発表し、候補となる新曲３曲を初披露した。

　「めっちゃ気持ちいいです。夢の中にいるみたい」と平野紫耀（２１）。２３～２５日は名古屋・日本ガイシホール公演を行う予定で「僕は出身が名古屋なので楽しみです。胸を張って帰りたい」と、故郷に錦を飾る日を心待ちにしている。

　王道のアイドルとして爆発的な人気を集めるキンプリに対し、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長（８６）はこの日のリハーサルを見終えた際「間違いなく一時代を築くグループ」と太鼓判を押した。

　永瀬廉（１９）は「『王道』という街道を突っ走るというのが僕たちにハマっていると、われながら思います」。岸も「まずはミリオンヒット、そしてドームで（ライブを）やりたいです」と目標を掲げた。