こんにちは、ちみをです。血液がビールで出来ています。
今回は取材と称して完全に飲みたいだけなのですが、私の大好きな茅場町「ヨッシーズ」にお邪魔してきました。
仕込み中にお邪魔してきました
このお店、なにがすごいかというと「ビールが完璧」。
初めて飲んだときはそのあまりのうまさにしばし絶句したほどです。アレほど滑り込むように抵抗なくストンと胃に収まっていくビールを、私は他に飲んだことがありません。
しかも銘柄は「黒ラベル」など、どこにでもあるナショナルビール。
「え……? 今までの黒ラベルはなんだったの……?」
その秘密が知りたくて知りたくて夜も眠れなくなってしまったので、今回取材を申し込んだ次第でございます。ではどうぞ。
コネとイケメンがきっかけでビールの道に
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▲店長の吉永さんと奥様。お二人ともプロレスファン
──こんにちは。今日はお時間ありがとうございます、せっかくなので根掘り葉掘りいろいろとおうかがいしたいなと。ご夫婦でお店をやられてますがお二人が飲食業界に入られたきっかけは?
──イケメンに釣られたんですね。ではもともとビールがお好きというわけでもなく?
──そうなんですか! てっきり5:5じゃなきゃならないと思い込んでました。それでビールにハマっていったんですね。
銀座ライオンの修行時代
──銀座ライオンはどのくらいお勤めに?
──長いですね! やはりビールを極めるとなると、長く修業というか練習もされましたか?
──厳しい世界なんですね。
──なるほど、黒板メニューも良く入れ替わっているなーと思ってました。そういったご経験が今のお店の運営に生きてるんですね。
▲来店するたびに変わる黒板ラインアップ
完璧な「ビヤホール式ビール」にしたい
──それから開業されようと思ったきっかけは?
──気楽なショットバーの延長というか、今のこのお店の前身のような感じですかね。
▲ヨッシーズもちょうどいいカウンターとちょうどいいキャパのお店
──ちなみに新川(最寄り駅は茅場町)という場所を選ばれたのは?
──「ビヤホール」と銘打たれてますが、それはどういった思いで?
──なるほど、私も初めてヨッシーズのビールを飲んだときビックリしました、同じ黒ラベルなのに、こんなにも違うのものかと。
「よその生ビールが飲めなくなります」
▲ヨッシーズはクラフトビールは無く、ナショナルブランドのみ
「ビヤホールのビール」具体的にどう違うの?
──お店のメニューにも書いてますが、毎日サーバーを分解掃除してらっしゃると。
──毎晩それはすごい手間ですね。なぜ営業終了後なんですか?
──たしかに。「生」ですもんね。
──もしも今後そんな時があったらすぐ呼んでください(笑)。あと細かいところですが、ガス圧とかにもやっぱりコダワリがおありですか?
スルッと喉を滑り落ちる「自然な泡」の秘密
──確かにすごいスピードで、一瞬で注がれてますよね。
▲極上泡です
──ヨッシーズのビールの泡は喉に抵抗が無いというか、非常にさらっとスッキリしていますよね。
たるごと冷却してビールにストレスをかけない
──あと、たるも冷蔵庫で一晩寝かせてらっしゃるとか。
▲たるを冷やすための専用冷蔵庫
──たしかに、全然知らなかったんですが、たるに「要冷蔵」って書いてるんですね。よく店先とかに予備のたるを積んでいるお店なども見かけますが……。
▲たるに「要冷蔵3~5℃」と書かれているのがわかる
──グラスを洗うため専用のシンクもありますよね。完全にキャパに対してシンク多すぎですよね。
▲おわかりだろうか……シンクが3つも……(手前がグラス専用のシンク)
それではいよいよビールを注いでいただきます
温度を確認。「出始めはヌルい」とのこと。
グラスを取り出し……
どこにでも置いている「黒ラベル」が……
工場で生まれたままの姿で……
まさに今、目の前に!!!!
──おおお! ほんと一瞬ですね!
──おお! かっこいい!!!!!!
▲天孫が降臨
──完璧な泡比率ですね。さっそくいただき……ま……うまーっ!!!!!!!!! あらためて泡が液体の邪魔をせず、ストンと喉を滑り落ちていきますね。ビールというより、もはやなにかしらのオーラを吸い込んでいるようです。グラスもそうとうこだわって探されたとか?
▲銘柄によって当然グラスは使い分け
──銘柄によっては“三度注ぎ”の場合もあると。
エーデルピルスの1度目。
砂時計を置いてひと休みさせる。
エーデルピルス2度目。
またひと休み。
3度目を注いでまたひと休み……!
完成! 泡のコシがすごい。
──うーん、先ほどの黒ラベルと全然違う! やや温度が高く苦味と香りがあふれてて飲み応えがあります。
ヨッシーズのコンセプトは「ネオビヤオール」
──通常ビヤホールのお料理は「大ボリューム! 肉がドン!」を想像しますが、ヨッシーズは気軽にツマめるものが多いですよね。
──それとチキンバスケットは「日本唐揚げ協会推薦」とありますが……。
▲名物チキンバスケット 。外サク、中ジュワ、うま味がドン!
──あとはラム肉料理も良く黒板にありますよね。
▲ラム肉豆腐。筆者は道産子なので羊に目が無い
──それにしても、これだけのこだわり設備でこのキャパ感は、業態として新鮮ですよね。
この辺ってオフィス街なので、土日にやっているお店がないんですよ。それで地元の方に「土日もやってくれないかな」と言われて始めたら、けっこうお客さん来てくれるようになってですね、そうしたらまわりの他のお店も土日営業し始めました。
──地域貢献ですね(笑)。最後に読者へ何かメッセージはありますか?
──自分もぜひそうして欲しいですね、飲んだら絶対ビックリすると思います!
【まとめ】
- 「ビヤホール式の生ビール」は、よくある居酒屋さんの生ビールと根本的に違う
- 完璧な生ビールのために店舗の設計設備からこだわっている
- とりあえず黒ラベルを注文すべし
というわけで、取材と称して3杯も飲んでしっかり酔っ払ってしまった訳ですが、ビールも料理もご夫婦のお人柄も最高なので、ぜひとも「取り敢えず黒ラベル!」体験しに行きましょう!!!!
ごちそうさまでした~。
お店情報
茅場町ビヤホール&カフェ ヨッシーズ
住所:東京都中央区新川1-4-11 高野ビル1F
電話番号:03-5542-0124
営業時間:火曜日~木曜日、日曜日、祝日17:00~23:00(LO 22:30頃、ドリンクLO 22:45頃)、金曜日・土曜日17:00~23:30(LO 23:00頃、ドリンクLO 23:15頃)
定休日:月曜日・他不定休
電話番号:03-5542-0124
営業時間:火曜日~木曜日、日曜日、祝日17:00~23:00(LO 22:30頃、ドリンクLO 22:45頃)、金曜日・土曜日17:00~23:30(LO 23:00頃、ドリンクLO 23:15頃)
定休日:月曜日・他不定休