今回ご紹介するのは、文具メーカーのSTAEDTLERの広告です。STAEDTLER(ステッドラー)というと、デッサンやデザイン用の鉛筆が有名で、このサイトをご覧になっている方の中でも、使ったことのある方も多いのではないでしょうか?
この作品は、STAEDTLER香港の広告イメージなのですが、並んだ鉛筆の先をよく見ると、様々な建築物や車、椅子などが「超」精密に彫られていますよね?
それもそのはず、この広告のキャッチコピーは「Where it all begins」。
「すべての始まり」を意味するもの、それはSTAEDTLERのこれまで重ねてきた歴史の中にあるのです。今のようにデザインツールが充実し、PCやスマホに簡単にアイデアやスケッチを残しておくことができるようになりました。しかし、私たちが生きる今のこの社会を、ここまで便利にしてくれたものとは、アナログに、鉛筆で書き留められたメモやラフスケッチから生まれたアイディアを形にしてくれた、先人たちのイノベーションのおかげなのです。それは、世界中の芸術作品もしかりです。
どんなに便利な生活になっても、やっぱり実際に手を動かして頭にひらめいたものを書き留めるとき、デザイン画やデッサンを書くとき、そのひとつひとつに心が宿り、動き出すような気がします。
鉛筆の先はPhotoshopでの画像加工はされていなく、本当に鉛筆の先を削って作られています。デジタル処理にはない、あたたかみを持ったラインが私たちをまた呼び寄せ、そのアイデアたちが羽ばたいていくことを願い、今日もまた鉛筆を握ってしまうのでした。
「Where it all begins」
サグラダ・ファミリア STAEDTLER(ステッドラー)


イムーズ STAEDTLER(ステッドラー)


ミニクーパー STAEDTLER(ステッドラー)

