韓国人学者が「農業は朝鮮半島で世界一早く出現」と主張、中国メディア「自国内でも笑われているぞ」

8月9日(木)16時30分 Record China

韓国のソウル大学名誉教が最近になり出版した著書で、朝鮮半島では1万2000年前に農業が始まり、世界三大古代文明のひとつが成立した地となったなどと主張した。中国メディアは自国内でも批判や嘲笑を浴びていると紹介した。

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中国メディアの環球網は8日、韓国のソウル大学名誉教授の慎●廈(シン・ヨンハ、「ヨン」は金へんに「庸」)名誉教授が最近になり出版した著書で、朝鮮半島では1万2000年前に農業が始まり、世界三大古代文明のひとつが成立した地となったなどと主張したことで、自国内でも批判や嘲笑を浴びていると紹介する記事を発表した。

記事によると、慎氏は、古朝鮮文明は中国の黄河文明よりも早く、メソポタミア文明とエジプト文明に次いで5000年前に出現したと主張。さらに、朝鮮半島の北緯40度以南は、1万2000年前に稲や豆の栽培が始まり、世界で最も早く農業が起こった地域と論じた。

慎氏によると、農業の開始に伴い、朝鮮半島では人口が増加し、中国大陸部への人の移住が始まった。中国の歴史書に出てくる匈奴や突厥、さらに現在のモンゴル民族は朝鮮半島から移住した人々の中でも周辺地域に住む人々だったという。

さらに、ウラル・アルタイ語族と呼ばれる言語の中でも、古朝鮮語は歴史の最も長い言語とした。

環球網によると、韓国の代表的メディアのひとつである朝鮮日報も、慎氏の主張は「人々の普通の概念とは異なる」と批判的に扱った。

環球網はさらに、韓国のインターネットでは慎氏を支持する意見が寄せられている一方で、「世界のお笑いのネタになっている」との主張もあると紹介。「朝鮮には中国の植民地時代もあったのだぞ。韓国以外の国の人が書かれた歴史書を見れば分かることだ」「教授、韓国に朝鮮半島の歴史を語る資格はないようですな」「こういう歴史学者の見方は世界のお笑いのネタ。早くやめてくれ。日本の天皇神話をボロクソに言う一方で、こういう役にも立たないことをする。なんなんだ」「70年前の韓国建国の歴史もよく分かっていないのに、古朝鮮の歴史を探って何になる?」といった書き込みが続いたという。(翻訳・編集/如月隼人)

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