「トラウマがない」はつらいよ
私の男性嫌悪&加害思想の特徴に
「わかりやすいトラウマがあるわけじゃない」
ってのがあります。これはタイトルにもついてますね。
これが意外と曲者なのだ。
ちょっと想像してみてください。
「あたし男にトラウマがあるわけじゃないんだけど、男ってめっちゃクソだと思うんだ。だから男なんて皆殺しでいいんだと思うんだ。でもこんなイかれた精神状態から脱出したいし普通に男性と喋りたい」
とか言ってる女、どう思うでしょうか。
意味がわかんないでしょう。
「ここまで男を嫌うんだから何か理由があるはずだ」と思うでしょう。
そこで私が「性教育とジェンダー学で云々」と前述した説明を復唱したらどうか。
「いやそんなことで? 何かあるでしょ? あ、モテない嫉妬?」
とかいうことになってしまう。
私の陥った思想は明らかに「ヘイト」だ。
そしてヘイトの原因とされるもの(されるもの、だぞ!)は二種類に分けられる。
・トラウマ説
・負け犬だから見下し対象探してる説
前者は「被差別者→差別者」というパターンに、後者は逆パターンに使われる。
女叩きしてる奴らとネトウヨは後者として扱われる。
逆に男叩きは前者だ。
こういうの、本当に困るんだわ。
特にヘイトから抜けたくてしょうがない人間にとっては。
ネトウヨの中には在日コリアンにトラウマがあるかもしれない人、ネットの情報を鵜呑みにして正義感にかられている無知な人だっていると思う。
そういう人には全てのコリアンが嫌なやつじゃないこと、普通の人であること、在日特権とかいうのは嘘だということを教えた方がいい。
「劣等感から在日叩きしたんだろ」というのは逆効果だ。
それと同じように、私みたいな症状を持つ女性に対し
「トラウマがあったんでしょ! そうなんでしょ! そうなんでしょおおおお!」なんかよりも、男性が人間であることをじっくり教えていく方がずっと効果的なんですよ。
二つの説は間違っちゃいないですが、正しいケースばかりじゃない。
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