(みどころ)
太平洋戦争開戦直前における数々の日本、アメリカ、ソ連の「極秘スパイ資料」を発掘。当時の各国の「思惑」がどのように重なり合い、真珠湾攻撃から開戦へとつながっていったのか?知られざる戦争の真実に迫る。
旧日本海軍が総力を挙げて実行した世紀の大作戦「真珠湾攻撃」。その準備は現地ハワイで暗躍した“たった一人の”日本人スパイの手によって行われた。そのスパイの名は吉川猛夫(よしかわ・たけお)。海軍の命を受けてハワイの領事館に送り込まれた彼は、森村正(もりむら・ただし)という偽名で真珠湾の米軍を日々偵察し、日本へ情報を送り続けた。
番組は、その証拠となる「森村正」名義の偽造旅券交付書を入手。日本人スパイがどのような活動をしていたのか、現地ハワイで取材する。「森村」の行動を裏付ける貴重な証言も初公開!
アメリカ国家安全保障局が公開した資料によって、当時のルーズベルト米政権内に、ソ連のスパイが200人もいたことが明らかになった。そこには大統領補佐官や財務次官補といった大統領の側近
中の側近たちも。番組では元KGBのスパイを取材、「ソ連は日米の開戦を望んでいた」という衝撃的なコメントを引き出す。主要ターゲットの一つは日本だったというのだが、いったいなぜ?真実を探るため、数々の極秘資料を発掘していく。その先に見えた真実とは?
太平洋戦争のきっかけとされる日本の真珠湾攻撃だが、番組は当時アメリカがハワイでスパイ活動をしていた日本人・吉川をマークしていたという決定的な証拠を入手する。ハワイの吉川と東京とのやりとりをアメリカは密かに傍受、つまりスパイ情報はアメリカに筒抜けの状態だった。
さらに当時のFBI長官が国務省に送った報告書も入手。そこには「モリムラ(吉川)は領事館外の男であるに違いない…」との記述も。つまりFBIも「モリムラ(吉川)」を徹底マークしていたことになる。
それではなぜ真珠湾攻撃を未然に防ぐことができなかったのか?あえて日本の先制攻撃を許し、開戦の口実を作りたかったのか?次々と発掘される極秘資料から浮かび上がるルーズベルトへの「ある疑惑」とは?
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