竜脚類恐竜:歯の化石、国内最古級 徳島の地層から発見
2018年08月10日 07時15分 毎日新聞
2018年08月10日 07時15分 毎日新聞
2018年08月10日 00時40分 毎日新聞
徳島県勝浦町で発見された大型草食恐竜の歯の化石=徳島県立博物館提供
徳島県立博物館は9日、同県勝浦町にある白亜紀前期(約1億3000万~約1億年前)の地層から、大型草食恐竜「ティタノサウルス」の仲間の歯の化石が見つかったと発表した。首と尾が長い「竜脚類」の化石としては国内最古級という。
歯は高さ3.8センチ、幅1.3センチで、竜脚類としては国内最大級。スプーンの先のような形で断面はD字形になっている。恐竜の全長は約14~15メートルと推定される。
勝浦町では1994年に別の恐竜「イグアノドン」の仲間、2016年にティタノサウルスの仲間の、いずれも歯の化石が見つかっており、同博物館が福井県立恐竜博物館などと地層の調査を進めていた。今回は恐竜の腱(けん)やワニの歯、脊椎(せきつい)動物の化石なども見つかった。
今後は白亜紀前期に日本の沿岸部で暮らしていた恐竜の特定につながると期待される。福井県立恐竜博物館の東(あずま)洋一・特別館長は「白亜紀の恐竜化石は福井県などの日本海側で多く見つかる一方、勝浦など太平洋側では少なく貴重。恐竜の生態や移動ルートを知る手がかりとなる」と話している。【松山文音】
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