2009年に予定コースとして発表されたのは、皇居前をスタートし、稲城市の周回コースを走った後、ふたたび皇居前にフィニッシュするプランだった。獲得標高2000m程度になるが、長い上りが登場しないコースだった。だが、本日正式発表されたコースは、それとは比べものにならないほど過酷な山岳コースとなっていた。
2020年7月25日、東京五輪初日に開催されるのが男子ロードレース。翌日は女子だ。スタートはともに東京都府中市の武蔵野の森公園。そこから北上し東八道路で西へ、そして南へ進路を変え大國魂神社前を通って、府中街道に入り是政橋で多摩川を超える。ここがリアルスタート。
そこから近隣のサイクリストにはメジャーなルートである南多摩尾根幹線道路から道志みちに入り、アップダウンを繰り返しながら一路山中湖を目指す。山中湖の手前に登場する山伏峠までが最初の上り。山中湖の北側を反時計回りに通過して籠坂峠へ。
その後、フィニッシュ地点である富士スピードウェイをかすめながら御殿場へと下り、陸上自衛隊東富士演習場を抜けて有料道路富士山スカイラインを含む約20kmの上り区間に入る。富士山麓まで上ったら一気に下る超高速ダウンヒルセクションが待っている。