芽衣子のひと手間暮らし 

シニアな暮らしはひと手間の工夫とハンドメイドで豊かで楽しくなります。そんなシンプルな日常をお届けします。

かつては「料理下手」として仕事仲間では有名だった私が料理上達のために考えた方法とは?

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実は私は料理下手です。苦手感は今でも引きずっています。
でも、仕事でどうしても必要なこともあり、細々となけなしの努力をして、あとは現場で鍛えられてきたということが大きいです。
 
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ヘルパーになった最初の頃、1時間の調理のケアで、あるご夫婦の御主人の方の調理を担当することになりました。そのご主人はほとんど寝たり起きたりの生活をしていて、奥さんの方もご病気でした(軽い脳梗塞を数度)。
 
そのお宅は同居していた娘さんが食料を買っておいてくれていました。なので、私たち(ヘルパーは曜日ごとに違うので)は訪問すると、まず冷蔵庫の中を確認して、食材を見ながら献立を考えます。
 
一応、汁物一品、主菜、副菜という感じです。
それを1時間で作って、お盆にセットしてから寝室に持って行き、あとは洗い物と台所の掃除などをして帰ってきます。
 
ここで問題なのは、冷蔵庫の中身なのです。
どうも娘さんは食材を買うとき、ものより値段を見て買うようなのです。スーパーなどでそのときの見切り品を買ってくるというのがお決まりのようでした。
 
私たちにとって、あると助かる食材といえば、「じゃが芋、人参、玉ねぎ」つまり、これがあればなんとかなる、という食材があまりなく、魚のカマとか、正月の残り物の八つ頭とか、料理の基礎編もマスターしていない私のようなものには手が出せないものばかり、ということもありました。
 
多分、ここでの体験がトラウマとなって調理のケアに尻込みをするようになり、「○○さんは料理が苦手らしい」という風評が社内で立ってしまったようでした。
 
そうすると、会社としても調理のケアに私を派遣するのを避けるようになったりします。一度レッテルを貼られるとなかなかとるのは難しいものですね。この状態は2年くらい前まで続きました。
 
たしかにレパートリーは少ないので、材料を見ていきなりあれこれレシピを考えられるわけではありません。
 
でも、調理は避けられないケアの一つなので、何とかしなければ。
そして考えた料理上達のための方法とは?
 
ほとんどが訪問してからその日何を作るか知ることになるので、作ったことのない料理(メッチャたくさんあります!)や、ゆでたことのない野菜(ゆで時間がわからない)などがあったときは、知られないように今ではスマホで調理法を確認しています。
 
そして、自分のための健康料理などではない、基本的なことがわかりそうな料理番組をたくさん見て、参考になることをメモしました。野菜のゆで時間などは実際にゆでて試しました。
 
献立がすでに分かっている訪問先なら、同じものを一度自宅で作ってみます。
すでに固定で入っている家庭なら、そのお家の調理道具を把握して、クセを覚えておきます(すでに加工のとれたテフロンのフライパンとか)。
 
行く先によっては、カセットコンロ一台しかない家庭もあります。シミュレーションは欠かせません。
 
こんな地道なことを繰り返して、なんとかやってきたなぁ、と久しぶりに振り返ってみました。