林陽子先生が女性差別撤廃委員会委員長に・・偉大な先輩たちに想う。
国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)の委員長に林陽子先生が就任され、先週はご一緒に講演をさせていただき、昨夜は弁護士会で祝賀会でした。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11765058.html
林先生はジュネーブでの国連人権活動を教えていただいた、私の恩人・恩師にあたる方。日本人離れしたはきはきした考え方で、いつも颯爽とされて、1人遠くを、高いところを歩いていらっしゃる。ヒューマンライツ・ナウを起ち上げる時も強く背中を押してくださったことは拙著「人権は国境を越えて」にも書いた通りです。
世界の女性運動の世界というのはそれは大変な場所であるのを私は知ってるので、CEDAWの委員長というのは並大抵ではありません。本当に尊敬です。
ところで、林先生が先日、早稲田大学で公開講演をされ、その際に、集まった女子学生を前にして、「あなたたちは二人の先輩を見習うよう」にということで、大谷恭子先生と私のことを紹介してくださったというのでびっくり。
大変光栄なことです。
ところでこの祝賀会には、福島瑞穂先生も来ていました。
福島瑞穂先生はまだ国会議員に出られる前、95年に私が初めて参加した国際会議・北京女性会議で、ホテルの部屋が同じで、とてもお世話になったのですが、本当にさっぱりとして明るくて素敵な先生で、私の話もよく聞いてくださり、その頃いっぺんで大ファンになり、憧れましたね。
この間写真を整理していたら、福島さん、松井やよりさんと三人で撮影いただいた写真があって、二人とも大先輩で雲の上の人でしたが、あのころはそういう人がいたものです。
弁護士になって早いうちに、そんなに素敵な女性弁護士の先輩たちにお会いできる機会があったのは私にとってとても幸運なことでした。
私たちも後輩の世代に何かを残していかなくてはいけない、と思います。
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