第13回くの一武道大会丹波福知山の段（実行委員会主催）が22日、福知山城周辺を舞台に開かれた。全国から集まった女忍者たちが忍術の腕前を競い合った。最後の水上走りでは、鮮やかに疾走する姿もあり、見物者たちから大きな歓声が上がった。
　

　漫画「落第忍者乱太郎」の作者の女性漫画家、尼子騒兵衛さんを特別ゲストに迎えて、手裏剣や城攻め、飛び石渡り、水上走りの忍術に挑戦した。
　
　参加したのは、19歳－51歳の50人。額に鉢がねを巻き、忍者装束に身を包んで「くの一」になった。
　
　城下の法川では飛び石渡りと水上走りをした。最後の水上走りは水面に置いた板の上を走るが、見た目以上に水に足を取られる。なかなか前に進めない場面が多い中、陸と変わらないほど素早く駆け抜けていく姿も見られ、川辺で見ていた人たちも手をたたいて喜んでいた。
　
　
写真＝水しぶきを上げる「くの一」