夏休みの人気メニューでもある焼き鳥は、ヘルシーなイメージがありますよね。
しかし、部位によっては太るものもあります。
お子さんが好むつくねや甘辛いタレを、そのまま大人も食べると!?
部位別に焼き鳥の詳細を見てみましょう。
焼き鳥は低カロリー?
ステーキや焼肉、ハンバーグと比べると、焼き鳥はヘルシーなイメージがありますが、果たしてそうなのでしょうか?
部位によって、塩で食べた方が美味しい、タレで食べた方が美味しい、なども、カロリーに跳ね上がってきます。
総じて、お子さんが好む部位は、脂質が多めと考えておいた方がいいでしょう。
成長期のお子さんは(幼児から高校生まで)、成長過程での伸長や体重増加に伴って、即エネルギーとなるものを好む傾向があります。
これは自然の摂理でもあるのですが、この時期の嗜好を、そのまま成人になって続けていると、カラダの代謝力も落ちているので、太ってしまいます。
以下を参考に、焼き鳥の部位を選んでみてください。
太りやすい部位の焼き鳥とは?
脂が乗った焼きたての焼き鳥は、揚げ物に似た味わいもあり、美味しいですよね。
しかし総じて飽和脂肪酸が高めなので、カロリーにそう影響していなくても、体内で中性脂肪やコレステロールになりやすい、ということは念頭に置いておきましょう。
- つくね
カロリー 1本平均91kcal
つくねは鶏のひき肉で作るので、脂質は高いです。
またタレで食べることが多いので、砂糖やみりんなどの添加で糖質も高めです。 - 鶏皮
カロリー 1本平均 タレ161kcal、塩98kcal
この部位はカリカリとして、スナック菓子のような食感で好きな人も多いでしょう。
脂質の塊のような部位なので、せめて塩でいただくようにしましょう。 - ぼんじり
カロリー 1本平均170kcal
鶏のお尻のお肉なので、こちらも脂質が高い部位です。
ついつい食べ過ぎてしまう美味しさですが、本数に気を付けましょう。 - 手羽先
カロリー 1個平均106kcal
串にはさしていませんが、焼き鳥とセットでよく食べる部位ですね。
皮と身のバランスがほどよく、食べ過ぎてしまう部位です。
タレは避けて、塩でいただくようにしましょう。
しかし、コラーゲンを多く含むので、体内でアミノ酸に分解してから、ヒトのコラーゲン生成や筋肉作りのお手伝いをするので、美容面では◎! - モモ肉
カロリー 1本平均150kcal
典型的な焼き鳥は、モモ肉を使った焼き鳥でしょうか。
モモも脂が多い部位なので、タレではなく塩でいただくようにしましょう。
カロリーを気にせず食べられる部位とは?
コリコリとした食感の部位はカロリーも脂質も低く、つい食べ過ぎても、太る心配が少ない部分です。
- やげん軟骨
カロリー 1本平均 24kcal
コリコリ食感と共に、満腹感もあるので、食べ応え十分です。
野菜並みにカロリーが低いのも嬉しいですね。
他の部位に比べてカルシウムやタンパク質量も多いので、お子さんの伸長にもオススメです。
ただ、味をハッキリさせるために、塩が多めに調理されている場合が多いので、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。 - 砂肝
カロリー 1本平均 34kcal
レバーについで、鉄の多い部位なので、ママや女の子の貧血予防にオススメです。
レバーはクセがあり、お子さんは好まないですが、砂肝ならクセがなく、歯ごたえもいいので、食べやすいでしょう。
カロリーは低いですが、コレステロールとプリン体の値が高いので、お酒が好きな方は控えた方がいいかもしれません。 - ねぎま
カロリー 1本平均 81kcal
ムネ肉と白ネギを交互に串に刺した人気メニューですね。
ムネ肉を使用しているので、脂質が抑えられ、イミダゾールペプチドという脂肪燃焼作用のある成分も含みます。
ネギと一緒に調理するので、オリゴ糖も一緒に摂れ、整腸作用にもいいでしょう。
ただし、モモ肉を使ったねぎまは、カロリーが跳ねあがり、イミダゾールペプチドの含有量も激減します。
さいごに
焼き鳥パーティーは、親戚が集まる夏休みに人気ですが、野菜もキチンと食べれるよう、工夫してあげましょう。
スティック野菜などにして、焼き鳥同様、手で食べられるようにすると、食卓も華やかになり、喜ばれるでしょう。
大人の方々は、くれぐれもお酒が進んでしまうので、軟骨や砂肝の歯ごたえがある焼き鳥である程度、お腹を見たし、太りやすい部位の焼き鳥は最小限で済むよう、食べる順番を工夫するといいでしょう。