• 【20~11位】2018年上半期で1番売れたコミック第1巻は何だ?上半期コミック第1巻売上ランキングBEST50

    2018年08月08日
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    日販 ほんのひきだし編集部 芝原

    2018年上半期で1番売れた「コミック第1巻」は何だ?

    2018年1月から6月に単行本第1巻が発売された漫画を、第1巻の売上冊数だけで順位付けした「2018年上半期コミック第1巻売上ランキング BEST50」。

    今回は第20位から第11位までの作品を、簡単な内容紹介とともに発表していきます。試し読みページへのリンクもありますので、気になったタイトルがあったらぜひ読んでみてください。

    ランキングの趣旨や選定基準、第50位~第21位の作品はこちら

     

    第20位『ミギとダリ』

    ミギとダリ 1
    著者:佐野菜見
    発売日:2018年05月
    発行所:KADOKAWA
    価格:670円(税込)
    ISBNコード:9784047348363

    『ミギとダリ』は、『坂本ですが?』の佐野菜見さんによる最新作。『坂本ですが?』はスタイリッシュすぎる高校生・坂本の日常を描いたコメディ漫画でしたが、本作ではシュールな笑いはそのままに、ミステリー要素が加わった読みごたえある物語が展開されています。

    『ミギとダリ』で描かれるのは、子どものいない夫婦のもとへ養子として迎え入れられた美少年・秘鳥(ひとり)の生活。……なのですが、実はこの少年、「ミギ」と「ダリ」という双子が入れ替わりながら一人の人物を演じているのです。

    「ミッション・インポッシブル」も真っ青のギリギリのアクションで入れ替わりながら生活する双子と、それにまったく気づかず、”一人息子”を得た幸せに浸る夫婦。「いや、絶対気づくだろ!」と突っ込まずにはいられないのですが、いたって大真面目な雰囲気でストーリーが進み、それもまた読者の笑いを誘います。

    そして忘れてはいけないのが、冒頭で触れた〈ミステリー要素〉。一体ミギとダリは、何のために1人のふりをしているのでしょうか? 単行本は現在第1巻のみ刊行されており、第2巻以降の内容が気になるところです。

    本作は、現在「ハルタ」(KADOKAWA)にて連載中。第2巻は9月15日(土)発売予定です。

    『ミギとダリ』の試し読みはこちらから

     

    第19位『死神坊ちゃんと黒メイド』

    死神坊ちゃんと黒メイド 1
    著者:井上小春
    発売日:2018年01月
    発行所:小学館
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784091280992

    『死神坊ちゃんと黒メイド』は、井上小春さんがWeb漫画サイト「サンデーうぇぶり」で連載しているラブコメディ。「触れたものをすべて死なせてしまう呪い」をかけられた貴族の男の子(=坊ちゃん)と、彼に仕えるメイド・アリスの生活がコミカルに描かれています。

    呪いによって“死神”と忌み嫌われたことから、森の奥の屋敷でひっそり暮らすことになってしまった坊ちゃん。悲しいバックグラウンドを持つ彼に、アリスはちょっぴりHな逆セクハラを次々に仕掛けます!

    小悪魔なアリスのちょっかいと、それにドギマギする坊ちゃんが見ていて微笑ましいのですが、呪いのためお互いに触れることはできません。ラブコメでありながら、切ない純愛物語としての要素も含んでいる作品です。

    単行本は、最新3巻が8月9日(木)に発売予定。

    『死神坊ちゃんと黒メイド』の試し読みはこちらから

     

    第18位『偽りのフレイヤ』

    偽りのフレイヤ 1
    著者:石原ケイコ
    発売日:2018年04月
    発行所:白泉社
    価格:463円(税込)
    ISBNコード:9784592211914

    『偽りのフレイヤ』は、『花嫁と祓魔の騎士』『ストレンジドラゴン』で知られる石原ケイコさんの最新作。「LaLaDX」(白泉社)で連載されている大河ファンタジーです。

    主人公は、大国の脅威に怯えるテュール王国に住む、泣き虫で平凡な少女・フレイヤ。本作では、ある出来事をきっかけに、彼女が“偽りの王子”として戦いに身を投じていくさまが描かれます。王道のファンタジー設定と衝撃の展開、男装の美少女、イケメン揃いの騎士団など見どころが盛りだくさんで、高い女性人気を獲得しています。

    現在発売されている単行本は、第1巻のみ。隔月刊誌のため新刊が出るまでに時間がかかりますが、続きが楽しみな作品です。

    『偽りのフレイヤ』の試し読みはこちらから

     

    第17位『図書館の大魔術師』

    図書館の大魔術師 1
    著者:泉光
    発売日:2018年04月
    発行所:講談社
    価格:691円(税込)
    ISBNコード:9784065112434

    『図書館の大魔術師』(※正式表記は「図書館」ではなく「圕」)は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のコミカライズを手がけた泉光さんによる異世界ファンタジー。現在「good!アフタヌーン」(講談社)で連載されており、単行本はまだ第1巻しか発売されていないのですが、早くも大作の予感がしている作品です。

    主人公は、貧しいことと特殊な容姿からいじめられていた、本好きの少年。物語は、彼が本の都「アフツァック」から来た図書館司書のセドナに出会ったことから大きく動き出します。

    本作の魅力は、「読書によって世界が広がっていくワクワク感」が圧倒的な画力で描かれている点。細かいところまで描き込まれた絵は、『乙嫁語り』の森薫さんや、『とんがり帽子のアトリエ』の白浜鴎さんを彷彿させます。

    まずは試し読みで、そのため息が出るほどの美しい絵を堪能してみてください。

    『図書館の大魔術師』の試し読みはこちらから

     

    第16位『Op―オプ― 夜明至の色のない日々』

    Opー夜明至の色のない日々 1
    著者:ヨネダコウ
    発売日:2018年01月
    発行所:講談社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784065108017

    『Op―オプ― 夜明至の色のない日々』は、「イブニング」(講談社)で連載しているミステリー漫画。『どうしても触れたくない』『囀る鳥は羽ばたかない』などのBL漫画で知られるヨネダさんですが、本作で青年漫画誌の連載デビューを飾りました。

    『Op―オプ―』の主人公は、フリーで働く38歳バツイチの保険調査員・夜明至(よあけ いたる)。本作では、知り合いに押し付けられた訳ありの少年・玄(くろ)とともに、彼が事件なのか事故なのかハッキリしない、やっかいな案件の査定に奔走する姿が描かれています。

    ハードボイルドな探偵もので、作中にBL要素はありませんが、ヨネダさんの描く男性キャラはみな色気があり、軽妙な会話のやりとりにもセンスが光っています。現在まだ第1巻しか発売されていませんが、第2巻が待ち遠しい作品です。

    『Op―オプ― 夜明至の色のない日々』の試し読みはこちらから




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