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世界一幸せな国!デンマークが国民幸福度No.1である理由が素晴らしすぎた

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デンマークという国は「幸福度ランキング」で

2013年、2014年、そして2016年にも
世界1位に輝いています。(ちなみに日本は46位)
 
つまり「世界一幸せな国といっても
過言ではないわけです。
 
じゃあなぜこんなにも国民の幸福度が高いのか?
理由を知ってビックリしたのでまとめてみました。
 
 
幸福度ランキング参考:World Happiness Report
 

 

1. 労働時間が短い

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まずデンマークには週37時間労働までという協約があります。
 
週37時間というと、週5日勤務したとして
一日あたりの勤務が約7時間ほど。なので残業なんかもないわけです。

そして年間「6週間」の有給休暇を取るという制度もあります。なのでデンマークでは有給休暇をつかって三週間の夏休みをとるのが普通らしい。素敵。
 
日本人は反対に「みんなまだ働いているから、、」と周りに合わせて残業をするというヘンな風潮もありますよね。「働きすぎない」というのは、仕事以外のプライベートの時間をキチンと取れるので、幸せに繋がるのかもしれませんね。



2. 女性の就労率が世界一高い

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20〜60代の女性の社会進出率が70%以上という
驚異的な数値を誇るデンマーク。
 
後述しますが、教育制度などの保障がしっかりしているため、女性が働きに出やすい環境が整っているというのも大きな要因となっているそう。
 
なんでも、保育施設の利用料の3分の2を国がまかなってくれるんだとか。なので親は子供を預け、仕事に出られるわけです。女性の社会的価値がちゃんと認められているんですね。
 
そして定年制がないため退職時期は本人が決めるようです。

 

3. 税金が高い代わりに保障が充実

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そんなデンマークは税金が高いんです。

消費税率25%で、世界3位の高さ。
所得税40〜60%だそう。

実に年収の3分の1以上が税金に持っていかれるんだとか。物価も高く、日本の2倍くらいします。税金がとにかく高い。
 
しかしその代わり、
国民への保障がめちゃめちゃ充実しているんです。国民から集めた税金を保障にあてているんですね。いくつか挙げていきます。
 

教育 

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まず教育の保障。
返金不要の奨学金制度も充実していて、
教育費は大学まで無料という手厚さ。
 
学歴が関係なく、高卒も大卒も同じ扱いで
就職が出来るとのこと。
 
そして多くの子供たちが
13歳からアルバイトをして自立して
社会体験をしているそう。
 
デンマークでは18歳で成人となるため、
だいたいが18歳で家を出ます
 
そして18歳以上の一人暮らしの学生には、
国から毎月6.3万円〜9.9万円の生活費が支給されるという。(学生給付金制度)
 
これならバイトに時間をとられず、
プライベートの時間や学業にも集中できます。
素晴らしいですね。というか羨ましい!!(笑)
 
 

医療

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デンマークでは
国民の医療負担がほとんどありません
世界最高水準といわれる医療技術が、
すべて無料で受けられます。まじかよ。
 
そして出産費も無料
病院には、家族のための宿泊施設があったり、
病院までの往復の交通費も退院後に返ってくるそう。すげえ。



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介護

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ちなみに介護も死ぬまで無料です。
福祉施設の利用や、在宅介護なども無料で
市の役所からスタッフがきてやってくれるそう。
 
介護はすべて行政がおこなうらしく、
民間企業などは介護をおこなうことができません。
さすが「ゆりかごから墓場まで」と言うだけあるなあ。


 

4. 議員もボランティア

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市や地域の議員は給料も安く、ほとんどボランティアのようなものらしいです。だから本当にやりたい人しかやらない。それぞれ仕事がおわった後に集まって、会議をしたりするのだとか。
 
そして公務員の待遇がとても悪いので、
公共サービスは充実していないそう。電車も国鉄だけど遅延はしょっちゅうで、なにか私生活で問題が起きて警察に頼んだとしても捜査が遅かったり。
 
なので国民はそもそも公共機関に「期待」をしていないらしく、よって満足度が低下することがないとのこと。そもそもの期待値が低いから。
 
これは日本との大きな差ですね。
日本はサービスへの期待値が高すぎる気がします。
だから少しでも悪いと不満やクレームになる。
 
とにもかくにも、お金のためにではなく、
本当に市民のために動きたいという人が議員になるような仕組みはとても良いですね!
 
 
 

5. 生活

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デンマークにいったウチのおばあちゃんから聞いた話なのですが、どの家も夜はろうそくを灯すそう。なんだか素敵ですね。電気代の節約にもなります。
 
そしてデンマークは世界有数のコーヒー消費国でもあります。一日に6杯以上コーヒーを飲む人が、なんと30%もいるんだとか(笑)
 
冬が長いデンマークや北欧の地方では、
家の中で過ごす時間が長く、そんな時間を有意義に過ごすためにインテリアやコーヒー、ケーキなどにこだわりが生まれたようです。
 
 
 

まとめ

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良い国ですよね、デンマーク。
 
これらの保障や国民性などもあって、
貧困率の少なさは世界1位です。
 
税金が高いため、富が均等に分配されやすい仕組みがあります。国がたくさん徴収して、平等に分け与えているんですね。しかしその代わりに大富豪が生まれにくいという点もあります。
 
そして国が何に税金を使っているのかの透明性も非常に高い。だから国民も安心して国にお金を払います。日本との大きな違いですね。
 
これだけ保障が充実していると、
将来のお金の不安もほとんどないので
金を貯め込んでおく理由がないらしく、
みんな自分の楽しみにお金を使うのだそう。
 
そうするとまた社会が循環していきますよね。
ホントいい仕組みだなあと思います。
 
 
しかし問題点として、
離婚率が約45%もあったりします。
 
これは女性の社会進出による
経済的な自立」によるものだそう。
加えて教育費も医療費もかからないので、
離婚へのハードルが低いのだとか。
 
そしてその離婚などがキッカケで、
18歳で成人していく子供たちは一人暮らしをしているなかで孤独を感じ、うつ病になり、自殺へ至るケースも近年増えているのだそう。
 
やはりどうしても、良し悪しはありますね。
 
ですがこうして日本とは大きく異なった国の
政策や社会を見てみると、自国を客観視できます
これを機に、日本の良いところ、治さなきゃいけないところ、それぞれを見つめ直すキッカケになったら嬉しいです。
 
世界一ハッピーな国、デンマーク。
一度は訪れてみたいものです。