神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

【おすすめETF】今後も積立投資し続けたい株式ETF5選

スポンサーリンク

おはようございます。

私が今後も継続投資していきたいと考えている株式ETFをランキングにしてご紹介します。

第1位:VT(全世界株式)

第2位:VTI(全米株式)

第3位:VWO(新興国株式)

第4位:VYM(米国高配当株)

第5位:IJR(米国小型株)

この5つです。

あまりゴチャゴチャ複雑にしなくても、この5つがあれば合格点が確保できると考えています。

よりシンプルにするならば、VTとVTIとVWOだけでも十分です。

VTを利用しないならば、VTI+VEA+VWOとなります。

f:id:shinkei807:20170831164422p:plain

 

【おすすめETF】今後も積立投資し続けたい株式ETF5選

第1位:VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

第1位はなんといってもVTです。

経費率も年々下がってきており、昨年ついに0.10%まで下がりましたね。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)が「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2017」の第1位に輝いたのは記憶に新しいと思います。

私は、リスク資産の50%をVTで保有しています。

今後も最低50%はキープする予定です。

今現在はSBI証券の米国ETF定期購入サービスを利用しており、毎月25株ほどのVTを買い付けています。

下手な運用をするくらいならば、何も考えずVTを積立でよいです。

それくらい「基本に忠実」で「無難」な鉄板銘柄だと思います。

 

f:id:shinkei807:20180504120140p:plain

(画像はMorningstarのHPから引用)

 

上がVTの投資先ですが、全世界株式市場の大型株〜小型株、バリュー株〜グロース株まで満遍なく投資していることが見てとれます。

VTの弱点は、世界全体に広く分散投資をしていることから、逆に低パフォーマンスの国や地域、企業も必然的に取り込んでしまうことです。

高いリターンを求める方にはVTは向きませんが、世界分散投資こそがインデックス投資の王道と言えるでしょう。

 

第2位:VTI(バンガード・トータル・マーケット・ストックETF)

VTIも鉄板銘柄ですね。

米国全体の株式市場に広く分散投資することが可能です。

なお、20年後にVTとVTIのどちらのパフォーマンスが優れているかというのは私の最大の興味の一つです。

VTIの強みは、数%ではありますが米国小型株を含んでいますので、小型株の成長性への期待が取り込める点です。

 

f:id:shinkei807:20180504120702p:plain

(画像はMorningstarのHPから引用)

 

実際、リーマンショック後のパフォーマンスでは米国小型株は出色の出来でした。

VTIのパフォーマンスは十分に素晴らしいものですが、IJRやVBの成長率はそれを上回っています。

青線がVTI(全米株)、緑線がVB(中小株)、赤線がIJR(小型株)です。

f:id:shinkei807:20180504120832p:plain

(画像はYahoo financeから引用)

 

一方、VTの強みは、世界分散投資を通じて新興国市場の成長性への期待が取り込める点ですね。

私自身、ポートフォリオの20%を目安に今後も買い増ししていく予定です。

S&P500 ETF(IVV、VOO、SPY)と悩む所ですが、小型株も積極的に取り込むべきだと考えていますので、私はS&P500 ETFよりVTIが好みです。

小型株効果というアノマリーを信じず、米国大型株中心に投資をしたければ、VOOもしくはIVVを選択するとよいでしょう。

 

第3位:VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)

第3位はVWOです。

今後の成長への期待値と今現在のバリュエーションの観点から、新興国株式はやはり魅力的です。

私はVTを通じて新興国株式市場へ投資をしていますが、VTの新興国比率は約10%弱しかありません。

ポートフォリオの5〜10%程度でVWOをコツコツ買い足して、新興国市場の成長の恩恵に預かろうと思います。

私自身は、新興国株式を仕入れるならば今のうちだと思っていて、いざ新興国市場が急成長し始めた後に参入すると典型的な「後乗り」になりますので注意が必要です。

 

以下、VWOの長期チャートです。

リーマンショック時のボラティリティの高さは半端ではありません。

55ドル→20ドルですからまさに急転直下、65%の大暴落です。

f:id:shinkei807:20180504122013p:plain

(画像はYahoo financeから引用)

 

新興国市場の将来には投資を始めたばかりの頃から期待し続けていて、ようやく花開きだしたのがここ1〜2年かなという印象です。

このまま順調に伸びていくかと思ったのですが、2018年5月からまた不調に陥っています。

f:id:shinkei807:20180808052827p:plain

新興国株式市場の難しいところは、高い経済成長率などが直接的に株価に反映されにくい点にあります。

また、先進諸国が不況に陥りますとその影響を大変受けやすく、新興国からより安全な成熟国へ資金が逃げてしまいます。

良くも悪くも先進諸国次第といった一面があるのが新興国市場の現状です。

ポテンシャルは十分だと思うのですが、20年くらいの長い目で見ないといけませんね。

 

スポンサーリンク

第4位:VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)

高配当株ETFならば、VYMを買い足していきたいです。

www.churio807.com

最近になってマイクロソフト(MSFT)がナンバーワンの座から除外され、高い成長率は期待しづらくなりましたが、配当利回りは向上しています。

今後、株価が大きく下げる局面があれば配当利回りの点から魅力が増しますので、その都度買い足していきたいですね。

HDVの高配当(3.5%程度)も魅力ではありますが、投資の原則に立ち返って、構成銘柄やセクターに目を向けますと、VYMの方が強いかなという印象があります。

 

第5位:IJR(iシェアーズ・コア S&P 小型株ETF)

小型株の成長性に期待して投資するならば、やはり米国小型株でしょう。

www.churio807.com

小型株ETFにはIJRやVIOO、VBなどがありますが、その中ではIJRに魅力を感じます。

VTIのようにメインでバンバン買い付ける勇気はないのですが、ポートフォリオのスパイス的に保有してみると面白そうです。

なお、私自身はVTIを保有していますので、小型株にそれ以上にウェイトを置く戦略はとっていないことを申し添えておきます。

VTIではなくS&P500 ETF(VOO、IVV、SPY)を購入されている方は、IJRをあわせて購入することで小型株への分散効果が得られます。

商品コンセプトは非常に面白いですし、実際にリーマンショック後のリターンは素晴らしいものがありますね。

 

まとめ

今後も継続投資していきたい株式ETFランキング5選の紹介でした。

特に、上位3つ(VT、VTI、VWO)は今後もどんどん買い足していこうと思います。

 

こんな記事も書いています。

VTIとS&P500 ETFの比較記事です。小型株も含んだVTIの方がわずかにパフォーマンスが良いですが、大きな差はありません。

www.churio807.com

 

毎月1111ドル以上を投資に回せる方には、SBI証券の米国ETF定期買付サービスを利用するのもおすすめです。

www.churio807.com

 

つみたてNISAのおすすめ投資信託5選を紹介した記事です。投資信託メインの方はこちらをお読みください。

www.churio807.com