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【ゴルフ】

比嘉、V射程 勢い増した9アンダー 元女王を圧倒

2018年8月4日 紙面から

第2ラウンド、2番でティーショットを放つ比嘉真美子=ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGCで(共同)

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◇全英女子OP<第2日>

 ▽女子メジャー第4戦▽3日、英国リザムセントアンズ、ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC(6585ヤード、パー72)▽曇り、16度、南西2メートル▽賞金総額325万ドル、優勝49万ドル▽144選手

 【リザムセントアンズ(英国)テッド・ムース】初日66の6アンダーで首位に1打差の2位と好スタートを切った比嘉真美子(24)=ジブラルタ生命保険=が第2ラウンドを69で回り、通算9アンダーに伸ばした。岡山絵里(22)=ニトリ=は72、通算1オーバー。予選通過ラインは1オーバーと見られており、海外メジャー初挑戦で決勝ラウンド進出が濃厚になった。成田美寿々(25)=オンワードホールディングス=は通算4オーバー。

 初日102位だった畑岡奈紗(19)=森ビル=は、12番を終えて通算3オーバーのまま。上原彩子(34)=モスバーガー=は13番を終えて通算5オーバー、横峯さくら(32)=エプソン=は14番を終えて通算8オーバーと苦しんでいる。

 大相撲・勢との婚約を6月に発表し、一躍スポーツ界のヒロインになった比嘉が、本業のゴルフでもヒロインの座を射止めようとしている。初日6アンダーでトップに1打差2位で発進。そして第2日も3つ伸ばし、首位戦線をキープした。

 6番パー5でピン下10メートルを沈めてイーグル奪取。17番は第2打を左ブッシュに入れてロストボールによるダブルボギーとしたが、予選2日間を一緒に回った元世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)、4年前の覇者モ・マーティン(米国)を圧倒した。

 開幕前にはハプニングが発生。空港でバッグがロストし、見つかったのが初日前夜。自分のクラブで練習できないまま本番を迎えた。だが「いろんなことがあるんだな、と思って楽しくなった。クラブがあるとすごく練習してしまいそうだったので、逆に疲労が抜けた」と超プラス思考。初日の早朝に会場へ届けられ「おかえりーっていう感じでした」と笑い飛ばした。

 報道陣からは、当然のように婚約の話を振られる。「プレーが良くなったのは、いいことがあったからか」と問われると、「はい、もちろんあると思います」とはっきり答える。プレー中、リラックスするため、両足を大きく開いて股関節を軟らかくするストレッチをすると、「あれは四股ですか。相撲トレですか」という質問まで。ゴルフのメジャー女王は、大相撲でいえば横綱。「楽しむことが好スコアにつながる。リズムを崩さず、残り2日間を楽しみたい」。将来の旦那より先に頂点を極めたい。

 

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