じきに台風がやってくる東京のオフィス街にある小さなレストランでランチを取っていた
食後のコーヒーを飲み終わりそうな所で、団体さんが入店しそうな雰囲気だったので
さっさと会計をすませて店を出るのが常連客の作法だろうと、なじみのウェイトレスさんに目で合図し出店しようとしたところ
出入り口の前には5人くらいの外国のお子さんと、その母親らしき人が立っている
小さな店の事だから出入り口に十分な余裕がなく、俺が出るためにはフードのある出入り口前からどいて、姿を風雨に晒すしかない
すると、お兄ちゃんと思われる小さな子が、さらに小さな妹が濡れないようにと小さな体を一杯に使って傘になっている
同時に中学生になるくらいまでは、大人になったらお兄ちゃんと結婚する、と言っていた妹を思い出した
もうすぐ盆休みで帰省する。たまには妹に何か旨い菓子でも買っていってやろうと思った。
そんな台風が来る日の午後
なじみのウェイトレスさんに目で合図し出店しようとしたところ 日本語、間違ってるぞー。
絶妙なキモさ
どこが間違いかわかった!→ 出店! 店を出るという意味で出店は使わない。出所?