甲子園初のタイブレーク　経験してみると戸惑いも

☆…１００回の歴史に新たなページが書き加えられました。採用初大会だった今春センバツでは一度も適用がなかったタイブレーク。夏の甲子園２日目、開幕戦から７試合目の佐久長聖―旭川大高が延長１２回を終えても同点で、初めての実現です。

☆…１３回から、無死一、二塁と複数点が望めそうな状況で攻撃がスタートします。しかし、最初の１３回はともに無得点。そして１４回、表の佐久長聖が無死満塁から内野ゴロの間にようやく１点を奪い、その裏を抑えて「タイブレーク勝利第１号」に。

☆…イニング開始時点の状況について、勝った佐久長聖の投手は「もともと一、二塁なら、何とも思わない」と強気な感想。敗れた旭川大高の選手は「負けた実感が薄い」と戸惑いも隠さず。バントか強攻かという戦術面も含めて、議論を呼びそうです。（樹）